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津市合併20年の歩み ボリューム7 市民が幸せを実感できるまちに 市政・行政経営の取り組み
広報課 電話番号229-3111 ファクス229-3339
10市町村が合併した津市は、組織を最適化し最小の経費で最大の効果をあげられるよう、合理的・効率的な行政運営を確立することが課題でした。人員配置の適正化と組織のスリム化のため、新規採用の抑制、事務処理の簡素化、業務の統合などを進めた結果、合併前の旧10市町村の正規職員は3119人でしたが、平成25年度末に2500人体制を実現しました。こうした取り組みにより、合併から令和6年度までの人件費削減額は累計670億円に上ります。平成27年には職員の行動や判断のよりどころとなる「職員行動規範」を策定し、一人一人がこれを実践することで、市民や地域に寄り添い期待に応える組織であり続けることを目標としました。さらに同年4月からは職務経験者の採用を開始し、幅広い人材の活用を通じて、組織力の強化や組織風土の活性化を図りました。
第3セクターの経営改革にも着手し、津センターパレスやポルタひさいの財務改善に取り組みました。また、安定的な財源確保のための新たな施策として、公共施設にネーミングライツを導入し、令和6年10月から愛称の使用を開始しました。
平成29年の津市公共施設等総合管理計画の策定以降、必要な施設は整備する一方で、利便性を確保しながら、施設の集約化、複合化、民営化などを進め、74施設の縮減による効率化を実現しました。
市政情報の発信は、情報化の進展に合わせて手段を拡充。広報紙や行政情報番組に加え、市ホームページやSNS、令和7年に開設した津市公式ラインなど多様なツールを活用し、幅広い世代に届けています。
津市は今後も、より良い行政サービスの提供を追求しつつ、市民が幸せを実感し心豊かな人生を送れるまちの実現を目指して、着実に前進していきます。
文中・年表の数字は全て令和7年3月末現在
津市は合併20周年
平成18年1月1日、平成の大合併といわれる中でも、津市・久居市・河芸町・芸濃町・美里村・安濃町・香良洲町・一志町・白山町・美杉村の10市町村による大きな合併で、「津市」が誕生しました。令和8年1月に合併20周年を迎えることを記念し、6月号から7回にわたりカテゴリ別に20年の歩みを振り返っています。
平成18年(2006年)
平成19年(2007年)
- 津市行財政改革大綱を策定
- 市の花・木・鳥の制定
- ふるさと元気大使の委嘱
平成20年(2008年)
平成21年(2009年)
- 市税のコンビニ納付開始
- 津市民歌「このまちが好きさ」の制定
平成24年(2012年)
- 新一志庁舎完成
- ふるさと津かがやき寄附オンライン申し込み開始(寄附総額13億9200万円)
平成25年(2013年)
- 三重県の首都圏営業拠点三重テラスで「つデイ」を開催(計78回)
- 市職員数2500人体制の達成
平成26年(2014年)
- 津ぅウォーカー発売
- 美杉総合文化センター・新美杉庁舎完成
- 映画「ウッド ジョブ!神去なあなあ日常」の公開に伴うPR
平成27年(2015年)
- 久居総合支所・久居保健センターがポルタひさいへ移転
- 職員行動規範を策定
- 職務経験者採用の職員15人が入庁(計85人)
平成28年(2016年)
- 新津市誕生10周年記念式典開催
- 公式ホームページの全面リニューアル
- 津市シティプロモーション動画「つ・がない世界」を公開
平成29年(2017年)
平成30年(2018年)
- 総合計画(第2次基本計画)を策定
- 安濃庁舎周辺の施設の再編(あのう温泉、保健センターの栄養管理室など16施設)
- 労働者の労働環境や賃金水準を守るため公契約条例を施行
- 津みどりの森こども園と周辺施設の再編(4つの幼保施設や新町会館など7施設)
令和元年(2019年)
- CRM(顧客関係性管理)ベストプラクティス賞を自治体として初めて5年連続受賞
令和2年(2020年)
- 映画「浅田家!」の公開に伴うPR(第11回ロケーションジャパン大賞グランプリ受賞)
- 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い「特別定額給付金等推進室」「市民生活相談窓口」を設置
- 証明書のコンビニ交付サービスを開始
令和3年(2021年)
- 自治会問題を契機に津市公正公平な市政の確保に関する条例を制定
- 安東地区における施設の再編(安東幼稚園、安東出張所など4施設)
令和4年(2022年)
- 高茶屋地区における施設の再編(高茶屋市民センター、高茶屋出張所など6施設)
令和5年(2023年)
- 映画「レジェンド アンド バタフライ」「わたしの幸せな結婚」の公開に伴うPR
- 「いつでもオンライン申請」の開始(申請可能手続113種類)
令和6年(2024年)
- シティプロモーション特設サイト「Meetsu!(ミーツ)」を開設
- 公共施設にネーミングライツを導入し、愛称を使用開始
令和7年(2025年)
- 津市公式ラインの運用開始
- 広報津の発行を月2回から月1回に
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