登録日:2016年2月27日
豊漁と安全を願って行われる、約400年の歴史を持つ夏の祭典です。
室町時代中ごろ、三井治郎左衛門高次の一行が転戦の末、一色海岸にたどり着いた時、空腹のあまり一軒の民家に押し入り「よまし麦」を家人と奪い合ったという故事にちなんで神社に奉納する神事で、毎年7月15日の夜、撰米の入った直径約1メートルの「丹波ざる」を裸男がもみ合いながら奪い破るという勇壮な裸祭りです。(昭和54年 津市無形民俗文化財に指定)
毎年7月15日
八雲神社(河芸町一色) 注:地図(外部リンク)
近鉄豊津上野駅から徒歩約10分
平安時代末に伊勢国に悪病が流行した時、病魔退散祈願のため尾前神社などに獅子頭が奉納され、この獅子舞祈祷によって病魔は終息したといわれています。
以後、3年に一度(次回は平成30年)、五穀豊穣や無病息災を祈願して、神社での奉納と門舞いが交互に行われている800年以上の歴史を持つ伝統行事です。(昭和54年 津市無形民俗文化財に指定)
正月
尾前神社(河芸町東千里) 注:地図(外部リンク)
近鉄千里駅から徒歩約10分
大般若経の読経祈祷によってその年の豊作を祈り、併せて各自の無病息災を祈願する行事で、毎年2月に実施されています。
10センチメートルほどの竹筒に「早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて)」の印を付け、粥の中に入れて前日から炊き込み、当日、大般若経の読経中に竹筒を割り、中に入っている飯粒の量でその年の稲作の豊凶を仏様にお伺いするというもので、約500年も前から続いています。(昭和56年 津市無形民俗文化財に指定)
毎年2月中旬
北黒田公民館 注:地図(外部リンク)
国道306号 三交バス「北黒田」から徒歩約1分