住宅の危険度をチェック
自宅内での被災を防ぐためには、大地震に耐える構造の(完全に倒壊しない)住宅であることが重要です。次に示すのは、住宅の危険な状態です。該当する点があれば、専門家による耐震診断をお勧めします。
- 昭和56年5月以前に建築され、老朽化が著しい。
- 基礎コンクリートにひび割れがある。
- 床がきしみ、シロアリ被害が考えられる。
- 柱の太さに比べ屋根瓦が重い。
- 宅地が窪地の造成地で、家が傾いている。
- 床が傾き、ドアの開け閉めが不自由。
家屋周辺の耐震チェック

家屋自体の専門的な耐震チェックはできなくとも、家屋周辺には自分で耐震対策できる項目もあります。
- テレビアンテナが不安定なら補強を
- ベランダの落ちそうな物は固定する
- 窓ガラスが網入りでない場合は破損防止フィルムなどを貼る
- プロパンガスのボンベは固定されているか
ライフスタイルにあった耐震補強を
もし、住宅が危ないと感じたときや専門家の指摘があった場合は、耐震補強の必要があります。しかし、補強工事は多額の費用を要しますから、次のように生活様式に合った補強をすることも有効です。
- 生活時間の長い寝室や居間を重点的に筋交いやコンパネにより補強する。
- 床下の構造強化や屋根瓦の軽量化により住宅の重心を低くする。なお、この場合には、大型家具の思い切った処分などが必要となります。
【用語】
筋交い:建物等が地震や風などで倒れないように、柱と柱との間に斜めに入れる補強材。
補強工事は信用のある専門業者に
補強工事については、全国で工事や契約方法など多くのトラブルが発生していますので、信用のある専門業者でおこなってください。
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