登録日:2024年12月16日
令和6年11月9日、津市役所 8階 大会議室A・Bで第5回津市こども景観絵画コンクール表彰式を行いました。
表彰式では、出席された受賞者全員に表彰状と記念品の授与を行いました。
表彰式のあとは、第5回津市こども景観絵画コンクール審査委員長である岡田 博明氏(津市景観アドバイザー、三重大学教育学部美術教育教授)より「津市の景観」について講演をいただきました。
今後もこのような活動を継続し、さらなる景観啓発を行っていきたいと思います。
第5回津市こども景観絵画コンクール【低学年の部】受賞作品一覧(PDF/755KB)
第5回津市こども景観絵画コンクール【中学年の部】受賞作品一覧(PDF/861KB)
第5回津市こども景観絵画コンクール【高学年の部】受賞作品一覧(PDF/764KB)
注:受賞作品の画像については無断転載を禁じます。
低学年の部 |
中学年の部 | 高学年の部 |
三重大学教育学部附属小学校 2年 中西 那碧さん |
三重大学教育学部附属小学校 3年 永田 彩花さん |
成美小学校 5年 神尾 清登さん |
作品名 「桜いっぱい春まつり」 場所:津偕楽公園 |
作品名 「大きな桜の木」 場所:安濃町内多美濃屋川沿いの桜並木 |
作品名 「夏の近鉄線」 場所:桃園 |
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【講評】 春の景色がその空気まで感じとれるくらい気持ちよく描けています。 特に川の両岸を使った遠近法の表現は手前の大きく描かれた桜から遠くの桜の表現も相まって絵に奥行きをもたらしています。 明るく淡い色味の遠くの森の色合いも春の気持ちの良い空気感を出すのに一役買っていて、作者のこの気持ちの良い景色がずっと毎年見られると良いなという気持ちも感じられ、今回のテーマである「景観」をとてもよく表していると感じます。 手前の亀たちも絵に楽しさを加える素晴らしい演出です。
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【講評】 とても強い意志を感じられる絵です。 大胆な構図と割り切った色彩は作者のこの桜が描きたいんだ、という意図を明確に表していて、とても好感が持てます。 ともすると絵は上手に描こうとすると、細かいところばかりを描いてしまいがちになりますが、実は何を描かないかが一番描きたいものを際立たせると私は考えています。 芸術は人と違う視点を持ち、かつそれを理解させる行為です。この作者は何をを描き、何を描く必要がないかをよくわかっていて、そこに集中しているように思えます。 そのようなことが感じられる「景観」がいつまでも存続すると良いですね。
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【講評】 のどかな田園景観です。 自然だけでなく、田んぼという人の営みと、鉄道というこれも人口の人の営みが、一体となって一つの風景となっています。 これこそが我々の求める「景観」です。 変化を受け入れながらも自然との一体感を忘れない、この絵はそんな理想の「景観」をしっかりと描き留めています。 近景から遠景までの描写もしっかりとした技術で描かれ、鉄道のラインも含めた構図も素晴らしいバランスで描かれています。 文句なしに今回のテーマ「景観」に沿った絵画作品です。 |
低学年の部
中学年の部
高学年の部
テーマ:「津市の景観について」
講 師:岡田 博明氏
⑴ 展示期間:令和6年11月12日(火曜日)から11月19日(火曜日)まで
展示場所:津市役所1階ロビー展示スペース「シティプロモーション・スポット」(津市西丸之内23番1号)
⑵ 展示期間:令和5年11月23日(土曜日)から12月1日(日曜日)まで
展示場所:津松菱(津市東丸之内4番10号)4階、6階特設会場