4月28日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(31)三重県緊急警戒宣言の強化

登録日:2021年4月28日


 

 

   

 新型コロナウイルス感染者の急増や医療の逼迫を受け、政府は東京都、京都府、大阪府、兵庫県を対象に4月25日から5月11日までを期間とする「緊急事態宣言」を発出しました。

 三重県においても、新規感染者数は4月21日に過去最多の57名となり、その後、22日に68名、24日には72名と、連日のように最多を更新するなど、急激に感染者が増加しています。また、感染力が強く重症化しやすいと言われている変異株への置き換わりが進んでいて、重症者用の病床占有率は一時期30パーセントを超え、高い水準が続いています。このため、三重県知事は岐阜県と連携し、4月28日、「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請した、と発表しました。これに先立ち、4月26日、「まん延防止等重点措置」を先取りした措置を県独自で行うなど、三重県の緊急警戒宣言を強化しました。

 まず県民に向けて、県境を越える移動は生活の維持に必要な場合を除いて避けること、飲食は少人数・短時間とすることを新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づき協力要請するとともに、新たな要請として、県内の移動や外出は感染リスクが高い場合は避けること、混雑している場所や時間、対策が徹底されていない飲食店の利用は避けること、路上や公園での大人数・長時間となる飲食は避けることなどを呼びかけました。

 次に、事業者に対しては、職場や寮などでクラスターが発生している現状も踏まえて、食事や休憩など「居場所の切り替わり」の場面や勤務時間外も含めた感染防止対策の周知徹底と、外国人従業員の方への感染防止対策の丁寧な周知を要請しました。また、飲食店に対しては、新たに、営業時間を午後8時までとすることを特措法に基づいて要請しました。カラオケ設備のある飲食店では、昼夜を問わず、感染防止対策が徹底できない場合はカラオケの利用を控えるよう呼びかけました。

 県外の方に対しては、生活の維持に必要な場合を除き、三重県への移動を避けていただくよう協力をお願いするとともに、感染が特に拡大している地域、例えば緊急事態宣言対象区域やまん延防止等重点措置対象区域、飲食店等への営業時間短縮要請がなされている地域からの帰省を避けていただくよう協力をお願いしています。

 このことを受けて、津市においても、県外からの津市公共施設のご利用の自粛について、ご協力をお願いすることとし、津市ホームページに掲載いたしました。施設を運営する指定管理者や関係団体などからも情報を発信してまいります。

 また、例年、ゴールデンウィーク期間中に潮干狩りを楽しむ観光客でにぎわう御殿場海岸について、普段であれば県外からも多くのお客様がおみえになりますが、知事からの要請を踏まえ、津市観光協会とも連携し、県外からの来訪自粛を呼びかけています。

 減少傾向だった津市内の感染者数は、3月下旬から再び増加に転じ、4月の感染者数は本日28日までですでに102名に上りました。

 今が踏ん張りどころです。これ以上の感染拡大を食い止めるため、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

津市長 前葉 泰幸

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