登録日:2024年10月7日
南家城川口井水(みなみいえきかわぐちゆすい)は、地域の水田(360ha)への農業用水のみならず、地域住民の生活用水、集落の防火用水など地域用水としての役割を果たしており、2006年(平成18年)には農林水産省の疎水百選にも認定されたほか、2016年(平成28年)には、世界かんがい施設遺産に認定されました。
開設は1190年で、その後1729年に南家城井と川口井の二つの井水が連合することとなり現在に至っています。 また、施設の維持管理は農家だけでなく集落住民が共同で適切な管理を行っており、長い間、自分達の施設は自らが守るという意識により、施設そのものが地域の文化的遺産であるとともに地域住民の宝物となっています。
注:地図(外部リンク)
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