「広報津」第401号(音声読み上げ)つニュース、シリーズ人権 第99回 語り合ってみれば、人と人

登録日:2022年10月16日


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つニュース

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、広報津に掲載のイベント等は内容の変更や、中止または延期の可能性があります。参加される場合は各問い合わせ先へ確認をお願いします。

また、イベント等の会場では手指消毒、マスク着用、検温、連絡先の確認などにご協力ください。

つニュース1、肥料価格高騰農業者支援事業

肥料価格高騰に伴い影響を受ける市内の農業者の皆さんへ、津市独自の施策として肥料購入費に対て支援金を支給し、農業経営への負担感を和らげます。

対象

次の全てを満たす人

支援額

肥料購入額に応じた支援額は以下の通りです。

申請書類・添付書類

申し込み

農林水産政策課または各総合支所地域振興課、津安芸農業協同組合各営農センター、みえなか農業協同組合各農作業支援センター(津市管内)などにある申請書に必要事項を記入し、添付書類を添えて郵送で農林水産政策課へ。郵便番号514-8611 住所不要

申請書は津市ホームページからもダウンロードできます。

申請は1事業者につき1回のみです。

締め切り

来年1月31日火曜日

問い合わせ

農林水産政策課 電話番号229-3172 ファクス229-3168

つニュース2、変わる 動く 発信する だれもが自分らしく生きる ジェンダー平等社会を。令和4年度 津市男女共同参画フォーラム わあむ津

津市男女共同参画フォーラムに参加し、展示や講演から男女共同参画について、皆さんで楽しく考えてみませんか。無料です。

とき

11月26日土曜日11時から16時まで

ところ

津リージョンプラザ

スケジュール

生活文化情報センター(展示室)

11時から16時まで、入場自由

内容

主に市内で活動する各団体による展示、取り組み発表など

お城ホール

12時50分から15時15分まで。開場は12時。

内容

山口真由さんのプロフィール

東京大学法学部卒業後、財務省に入省。退官後、弁護士として法律事務所に勤務した後、ハーバード大学ロースクールに留学。2017年、ニューヨーク州弁護士登録。

定員

お城ホールのみ抽選300人。整理券が必要です。

申し込み

はがき、またはEメールで、代表者の郵便番号・住所・氏名・電話番号、希望枚数(代表者1人につき2枚まで)を男女共同参画室へ。郵便番号514-8611 住所不要、Eメール229-3103@city.tsu.lg.jp

後日、抽選結果を郵送します。

締め切り

11月4日金曜日必着

無料託児

6カ月から就学前までの子ども、先着5人。

申し込みは11月14日月曜日から18日金曜日までに電話で男女共同参画室へ。

問い合わせ

男女共同参画室 電話番号229-3103 ファクス229-3366

つニュース3、ホッとするに 一身田。第24回一身田寺内町まつり

環濠に囲まれた歴史的な雰囲気の中、和婚のお祝いや楽しいイベントが盛りだくさんです。ぜひ、国宝のあるまち一身田寺内町に遊びに来てください。

申込不要、雨天決行です。

とき

11月13日日曜日9時から16時まで。小雨決行

ところ

せんじゅじ前特設会場(一身田町)とその周辺

内容

天候により一部内容を変更する場合があります。

問い合わせ

文化振興課 電話番号229-3250 ファクス229-3344

つニュース4、児童の放課後をサポートします。放課後児童クラブ(学童保育所)

保護者が労働などにより昼間家庭にいない小学生が、放課後に安全で充実した生活を送ることができるよう支援しています。各クラブの運営は保護者会や社会福祉法人などが行い、平日のほか、ほとんどのクラブが土曜日や夏休みなども開所しています。

新年度から入所を検討している保護者の皆さんは、各クラブへ直接お問い合わせください。入所申し込みの受け付け開始時期など詳しくは、津市ホームページでもご覧いただけます。

ホームページは、津市放課後児童クラブで検索してください。

津地域

久居地域

河芸地域

芸濃地域

美里地域

安濃地域

香良洲地域

一志地域

白山地域

問い合わせ

教委生涯学習課 電話番号225-7172 ファクス228-4756

つニュース5、自然豊かな環境で健やかな学校生活を送りませんか。小規模特認校 美杉小学校・美杉中学校

小規模特認校制度とは

小規模な学校で学びたい、学ばせたいという希望者に、所定の条件のもと、従来の通学区域を越えて入学(転学)を特別に認める制度

入学(転学)の条件

同校の学校区は、スクールバスが運行しています。最寄りの停留場所から利用できます。

学校見学について

随時受け付けていますので、以下までお問い合わせください。

申請の手続き

来年4月からの入学(転学)を、1月から教委学校教育課または教委各教育事務所で受け付けます。

問い合わせ

教委学校教育課 電話番号229-3245 ファクス229-3257

つニュース6、森林セラピーイベント参加者募集

おまかせセラピー 森の癒やし効果を実感 日神西浦コース 森林セラピー

紅葉に囲まれた渓流に沿い、美杉で一番澄んだ水の色を見に行きます。記憶に残る1日になるでしょう。

とき

11月13日日曜日9時から15時まで

ところ

日神西浦コース

定員(先着)

10人

費用

4,000円。費用には昼食代・保険料を含みます。

申込期間

10月24日月曜日から11月4日金曜日まで

おまかせセラピー 紅葉を映す平倉川清流沿いをウォーク

坂本川と平倉川の流れに沿って瀬音を楽しみながら、深まる秋の中を散策します。

とき

11月16日水曜日9時30分から15時まで

ところ

平倉コース

定員(先着)

10人

費用

4,000円。費用には昼食代・保険料を含みます。

申込期間

10月24日月曜日から11月4日金曜日まで

おまかせセラピー 秋色に染まる美杉 気軽に秋の深まりを感じに行きませんか

名松線と秋色の郷を楽しみ、木材市場などを見学。最後は見晴台から八知の町を展望します。

とき

11月18日金曜日9時から14時30分まで

ところ

火の谷温泉コース

定員(先着)

12人

費用

3,000円。費用には昼食代・保険料を含みます。

申込期間

10月24日月曜日から11月4日金曜日まで

君ケ野ダム湖畔コースウォーク

紅葉で色付く山々が湖畔に映り込む景色も君ケ野ダムの魅力。この時期限定の最高のおもてなしです。

とき

11月23日水曜日・祝日10時30分から15時まで

ところ

君ケ野ダム湖畔コース

定員(先着)

50人

費用

1,500円。費用には昼食代・保険料を含みます。

申込期間

10月31日月曜日から11月11日金曜日まで

申し込み

電話で美杉総合支所地域振興課へ

問い合わせ

美杉総合支所地域振興課 電話番号272-8082 ファクス272-1119

シリーズ人権 第99回 語り合ってみれば、人と人

津市の人口全体に占める外国人の割合は約3パーセントだそうです。これは実に津市内の約30人に1人が日本国外にルーツを持つということであり、小学校のクラスで換算すれば、1クラスに1人以上の外国籍の児童がいるということになります。

昨年から今年にかけて、私は仕事の関係で市内の小学校を訪れる機会があったのですが、私が子どものころと比べると、今の小学校の様子からは随分とグローバルな印象を受けました。校舎内を歩くと、掲示物には日本語の表記とともにいくつもの言語が併記され、外国籍と思われる名前の友だちを呼ぶ児童の声が何度も耳に入りました。

このほか学校に限らず、普段の生活の中でもコンビニや飲食店の店員さんが外国人というのは、今どき珍しくありません。

しかし、こうした国際化が進む一方で、外国人に対する差別や偏見も目立ちます。インターネット上でも、特定の民族や国籍の人々を誹謗中傷するような書き込みを見かけることが度々あり悲しい気持ちになります。そういった差別の根幹にあるのは、言語、文化、生活習慣などの違いから生じる相手に対する無理解ではないかと思います。

以前携帯ショップの相談窓口で、外国人の店員さんと向かい合ったとき、私は、本当に詳しいのかな、きちんと対応してくれるのかな、と思ってしまいました。しかし、実際に相談を進めていくと、その店員さんは当然のことながら携帯電話についてとても熟知しており、りゅうちょうな日本語で親切に対応してくれました。

普段、差別を不快に感じていたにも関わらず、私がこのときに抱いた感情も、恥ずかしながら一つの差別であったと思います。その日初めて会った相手で、その人のことをよく知らないのに、ひとくくりに外国人はこういうものだと決めつけて、その先入観だけで相手を判断してしまったのです。

腹を割って語り合ってみれば、結局は人と人だった。これは、渋沢栄一を主人公に幕末から昭和初期までを描いたNHK大河ドラマ青天をつけで、私がとても印象に残ったセリフです。それは、日ごろ私が抱いていた差別に対する気持ちを、まさに言い当ててくれるような言葉でした。

ドラマの主要人物の一人である尾高あつただは、幕末の動乱の折には外国人の排除を訴え過激な活動をおこなっていましたが、明治維新後、富岡製糸場の立ち上げに携わり、のちに初代所長に就任します。

そんな彼が外国人技術者たちとの交流を経て語った言葉が、先ほどのセリフです。書物による知識だけで外国人を憎んでいた彼でしたが、直接交流を重ねてみれば、自分たちと外国人は理解し合える同じ人と人だったというのです。

先入観で相手を判断するのではなく、実際に触れ合うことで、初めてその人の人となりを知ることができます。相手を知ることは、無知・無理解からくる不条理な差別や偏見をなくすことの第一歩です。そうやって人と向き合うことが、国際的な社会を築いていくためには重要なのではないでしょうか。

(30代 男性)


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