人権コラム

ページ番号1011551  更新日 2026年1月21日

令和8年1月号 相手の立場を想像すること

地球を中心に手をつないで輪になっている子どもたちのイラスト

 私たちの社会には、さまざまな国や地域の人々が共に暮らしています。このような多文化が共存する社会では、言葉や文化、習慣などの違いから、知らず知らずのうちに外国人に対して偏見を持ったり、決め付けをしてしまったりすることがあるかもしれません。
 例えば、「あの外国人はゴミ出しのルールを守らない」といった声を耳にすることがあります。しかし、もし自分が言葉も習慣も異なる国で暮らすことになったらどうでしょうか。国や地域によってゴミの出し方は大きく異なり、すぐに理解するのは簡単ではありません。
 大切なことは、相手の立場に立って想像してみることです。「ルールを守らない人」と先入観を持ってしまえば、そこで関係は終わってしまいます。しかし、不安や戸惑いを抱えながら、新しい環境に少しずつ慣れようとしている人たちに対して、何か困っていることはないか声をかけたり、丁寧に教えてあげたりすることで、互いに理解し合うきっかけが生まれます。
 偏見や決め付けではなく、対話や相手を理解しようとする気持ちを大切にすることが、多様な人々が共に安心して暮らせる社会への第一歩となります。
 まずは、日々の暮らしの中で「相手の立場を想像すること」から始めてみませんか。

令和7年6月号 『アンコンシャス・バイアス』ってなあに?

男性の保育士と子どもたち

 あなたは男性の看護師や保育士を見て「男性なのに、めずらしいな」と思ったことはありませんか。保育士を志していたある男子学生は、保育園に教育実習に行った際、周囲の人から「どうして男性なのに保育士になろうと思ったの?」と幾度となく質問されたそうです。こうした言葉は「看護師や保育士は女性の仕事」という固定観念から発せられた言葉かもしれません。このような固定観念は、実際に看護師や保育士として働いている男性に不快な思いをさせたり、それらを志す男性に自分の夢や目標を語りづらくさせたりすることがあります。
 世の中には性別によるものだけでなく、他にも多くの固定観念があふれています。本当は一人一人違うはずなのに「きっとこうだろう」「こうに違いない」と無意識に決めつけたり、思い込んだりすることを「アンコンシャス・バイアス」といいます。アンコンシャス・バイアスの問題点は、相手を傷つけていることに気付かないことです。
 では、自分の中のアンコンシャス・バイアスに気付くためにはどうしたらよいのでしょうか。まずは、こうした決めつけや思い込みは自分にもあるかもしれない、そして自分が思う「ふつう」は他の人が思う「ふつう」とは違うかもしれないと考えてみることが大切です。アンコンシャス・バイアスによって、自分自身を含めて周囲の人の可能性や活躍を阻害したり、誰かを傷つけたりしていないか、自分の意識や言動を振り返ってみませんか。

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