理科教育の充実

登録日:2019年9月19日

ねらい

 子どもたちの理科嫌い・理科離れなどへの対応として、「教職員研修会」等の実施により、学校における実験・観察の時間を充実させることで、子どもたちの科学に対する興味・関心を育むとともに、科学的なものの見方や考え方の育成を図ってきました。
 三重大学及び三重県教育委員会との連携により、理科教育の中核とする教員(CST:コア・サイエンス・ティーチャー)を育成し、CSTによる研修や研究授業を行う体制づくりを進めています。

 

主な実施内容

三重CST養成プログラム

 小中学校教員の中で、地域の理科教育を推進するリーダーとなるCST(コア・サイエンス・ティーチャー)を育成し、CSTによる研修や研究授業を進める体制を構築するもので、大学と、教育委員会が連携し、養成プログラムの開発・実施を行うものです。三重大学と三重県教育委員会の企画が科学技術振興機構に採択され、プログラムが開始されており、津市では、初年度から、この事業の支援を受けながら、CSTの養成や研修体制の構築に取り組んでいます。
 

 教職員研修会の実施

 各校の教員を対象に、子どもたちの理科に対する興味・関心を高める教材の工夫や、科学的な思考力を伸ばすことのできる授業の創造を目指した研修を実施します。
 令和元年度も、三重CST認定教員による「観察・実験の基礎基本演習」と「小学校 理科の授業づくり演習」を実施しました。
 

「観察・実験の基礎基本演習」

  令和元年度は、「顕微鏡の使い方」「生物教材の観察のポイント」「白熱電球とLED電球」「薬品の処理方法」「理科のおもしろさは何か」について演習形式で研修会を行いました。

 実際に、メダカの卵を顕微鏡で観察したり、手回し発電機を使って電球を光らせたりすることで、授業で指導するときのポイントを学びました。

 研修のようす(1)  研修の様子(2)

「小学校 理科の授業づくり演習」

 令和元年度は、「理科を学ぶ意義」「理科における課題とは」「予想の立てさせ方」などを参加者で考え合うとともに、「もののあたたまり方」と「もののとけ方」については実際に実験を行い、どのように授業を組み立てていくかについて研修しました。

 令和2年度からの小学校学習指導要領に示されている「問題解決の力を養う」ために、理科の授業において大切にしていきたいことについても学びました。

研修の様子3 研修の様子4

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