非常持出品
非常持出品は、災害が発生して避難するとき、まず最初に持ち出すべきもので、持ち出しやすいリュックサックなどに入れておきましょう。
- 飲料水(ミネラルウォーターなど。食べることより飲むことが重要)
- 必要日数分の非常食(火や水を使わずにすぐ食べられ、保存がきく缶などに入ったもの)
- 衣類(長そでの上着・下着・靴下など)
- 応急医薬品(アレルギー体質や持病がある人は常備薬・目薬・傷薬・胃腸薬・風邪薬・消毒液・包帯など)
- 貴重品類(現金・小銭・印鑑・預金通帳・健康保険証など)
- 携帯ラジオ
- 懐中電灯(1人1個必要)
- 予備の乾電池
- 生活必需品(洗面用具・タオル・眼鏡・入れ歯・生理用品・紙おむつ・ティッシュペーパー・軍手・ビニール袋・代替トイレなど)
- 感染症に有効な防災グッズ(マスク、アルコール消毒液、ウェットティッシュ、タオル、体温計、上履き(スリッパ等)など)
こんな点に注意
- 持ち出せるか(男性は15キログラム、女性は10キログラムぐらいが目安)
- 持ち出した時両手が自由になるか(リュックサックなどが好ましい)
- 定期的に中身を点検しているか(非常食や飲料水の賞味期限、乾電池の使用期限など)
- お店で物が買えない状況を想定して、すぐになければ困るものが不足していないか
非常備蓄品
非常備蓄品は、救援物資が届くまでの数日間を自給自足できるよう、家庭で備蓄しておきましょう。
- 飲料水(1人1日3リットルを目安に。食べることより飲むことが重要)
- 非常食(乾パン・アルファ米・レトルト食品・カップめん・菓子類・粉ミルク・離乳食など)
- 生活用水(ふろの残り湯を利用)
- 調理用品(カセットコンロ・ガスボンベなど)
- その他の生活用品(毛布・ポリタンク・マッチ・ろうそく・トイレットペーパー・雨がっぱ・笛など)
こんな点に注意
- 家族の人数×必要日数分が備蓄できているか
- 定期的に中身を点検しているか(非常食や飲料水の賞味期限など)
家具や家電製品の転倒、落下防止
地震の際、建物がたとえ無事でも、家具や家電製品の下敷きになってけがをしたり、室内が散乱状態のために逃げ遅れたりして、被害が大きくなります。
被害を最小限にするために、家具や家電製品の転倒、落下防止の対策を行いましょう。
固定しておいた方が良いもの
食器棚、冷蔵庫、本棚、たんす、テレビ、エアコン、ピアノ、洗濯機、照明器具、パソコン、その他家電製品など
固定方法と注意する点
- 食器棚、本棚、たんすなどはL型金具や支え棒で固定する。二段重ねの場合は、つなぎ目を金具でしっかり連結しておく。
- かもいや柱、壁を利用して固定する。石こうボードや化粧合板などの壁は裏側が中空になっているので、壁を支えている桟にねじで固定する。
- 床、壁、天井の工法などにより、自分で施工することが不可能な場合は、専門業者に相談する。
- 食器棚、本棚などには、転倒防止対策と併せて、中身の落下を防ぐため扉に止め金具を付けておく。
- 家具の上には重い物や壊れやすい物を置かない。