登録日:2017年9月1日
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津市の下水道は、三重県の施設である雲出川左岸浄化センターと松阪浄化センター、津市の施設である津市中央浄化センターほか5つの浄化センターで処理をしています。また、来年4月からは新たに三重県の施設である志登茂川浄化センターが供用を開始します。
ゴーちゃん ねえねえ、シロモチくん。津市に新しい浄化センターができるって聞いたんだけど?
シロモチくん 志登茂川浄化センターのことだね。三重県が白塚町と河芸町影重の海岸沿いに建設中の浄化センターで、来年4月から使えるようになるんだよ。
ゴーちゃん 今まで浄化センターはなかったの?
シロモチくん 安濃川から北の地域には大きな浄化センターがなかったんだ。だから、志登茂川浄化センターができると、たくさんの人が下水道を使えるようになるんだよ。この浄化センターは、平成10年から建設が始まったんだけど、自然環境を壊さないように調査が必要だったから、使えるようになるまでに約20年もかかったんだ。その間、地域の皆さんにはずっと待っててもらったんだ。
ゴーちゃん すごく時間がかかったみたいだけど、来年4月にはどれくらいの人が下水道を利用できるようになるの?
シロモチくん 浄化センターができるまでの間に、道路の下に下水道管を入れる工事も進めてきたから、来年4月には約1万6,000人の皆さんが下水道を使えるようになるんだよ。
ゴーちゃん 来年4月には志登茂川浄化センターを利用する地域の工事は全部終わるの?
シロモチくん 志登茂川浄化センターは利用できるようになるんだけど、まだ下水道管を入れる工事ができていないところもあるから、下水道を利用できない人もいるんだ。今、平成27年度末時点の下水道の普及率は全国平均で77.8パーセントなんだけど、三重県で51.7パーセント、津市全体でも45.3パーセントと低いから、もっとたくさんの人に下水道を使ってもらえるように工事を進めないとだめなんだ。だから、志登茂川浄化センターを利用する地域の工事も平成47年度末までに完成するように順番に工事をして、できるだけ早く多くの人に下水道を利用してもらえるように計画してるんだよ。
ゴーちゃん 浄化センターが利用できるようになってからも、下水道管を入れる工事は続けていくんだね。そうすると、下水道を利用できるようになった地域の人たちはどうすればいいの?
シロモチくん 来年4月から下水道が利用できる地域では、下水道を利用するために必要になることを、順番に説明会を開催してお知らせしているんだよ。下水道を利用するためには、各家庭から流される汚水を下水道管へ流すための接続工事をしてもらわないといけないんだ。
ゴーちゃん 各家庭内での工事は、それぞれ自分で負担しないといけないの?
シロモチくん そうなんだ。下水道が利用できるようになったら、トイレ、風呂、台所、洗面所、洗濯などの各家庭から流される汚水は下水道に流さないといけなくなるんだけど、その家庭内の工事はそれぞれのおうちで負担することになるんだよ。それから、家庭内の工事をするときには、雨の水が下水道に流れ込まないようにしないといけないんだ。
ゴーちゃん 家庭から流される汚水と雨の水は別にしないといけないんだね。他にも必要なことは何かあるの?
シロモチくん 下水道は整備された地域の人しか使えないから、利用できるようになったら工事にかかる費用の一部を負担してもらっているんだ。これは受益者負担金(分担金)といって、1つの土地に対して1回だけ負担するものなんだよ。それから、下水道を使い始めたら、水道を使った量によって下水道使用料が必要になるんだ。
ゴーちゃん 下水道が使えるようになったら、すぐに下水道へつながないとだめなの?
シロモチくん 3年以内につながないといけないんだ。来年4月から志登茂川浄化センターも利用できるようになるから、たくさんの人に早く利用してもらって、各家庭から流される汚水をきれいにすることで、自然環境を守っていかないとね。
ゴーちゃん 下水道が使えるようになって、みんなが使うようになったら低い下水道普及率の解消にもつながるね。みんなで協力して、きれいな海や川を未来に残していかなくちゃね。
詳しくはお問い合わせください。
下水道総務課 電話番号 239-1031 ファクス 239-1037