「広報津」第319号(音声読み上げ)教育方針から 現場の思いを大切にした教育行政を進めます

登録日:2019年4月1日

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教育方針から 現場の思いを大切にした教育行政を進めます

総合教育会議において、学力向上や働き方改革、市立幼稚園の今後のあり方など今日的な課題について協議を行い、総合教育会議懇談会という形で学校や保護者の思いを直接お聞きしました。平成31年度もこうした現場の思いを大切にし、津市の教育大綱や昨年4月に策定した津市教育振興ビジョンを踏まえ教育行政を進めていきます。

新学習指導要領への対応など教育内容の充実

  • 小学校では2020年度から、中学校では2021年度からの新学習指導要領の全面実施に向け、モデル校において英語教育やプログラミング教育など、特定のテーマに特化した研究プロジェクトに取り組みます。モデル校から発信される先進的な取り組みや公開授業などを通じて、中学校区や市全体に成果などを浸透させていきます。
  • 津市版授業改善マニュアルや試行的に導入しているデジタル教科書、津市版のデジタル教材などを効果的に活用し、基礎・基本の定着を図り、より分かりやすい授業を実現するための取り組みをさらに推進します。
  • いじめの問題や増加傾向にある不登校については、各種研修会や関係機関との連携による早期解決や未然防止につながった対応についての事例検討会の開催など、課題の改善に向けた取り組みをさらに強化します。
  • 津市版特別支援教育ハンドブックを活用し、特別な支援が必要な子どもたちへの理解や指導方法などについて共通理解を図ります。また、特別支援教育支援員を増員し、特別な支援が必要な子どもたちへのきめ細かな対応を進めます。
  • 外国につながる児童・生徒が日本の学校生活に早く適応し、不安なく過ごせるよう、初期日本語指導教室きずなの教室長・副教室長を中心に市民ボランティアの協力もいただきながら、支援体制をさらに充実させます。

教員が子どもたちと向き合う時間の確保

  • 平成30年度から配置した教員支援員については、教職員へのアンケート結果からも子どもたちと向き合う時間の確保に十分効果があることが伺えたため、大規模な小学校への増員や小規模な小学校への新たな配置などを行うことにより、拡充を図ります。
  • 津市立中学校部活動指針に基づき、部活動の休養日の適切な設定を通じて子どもたちや教員の負担軽減を図るとともに、専門的な知識や技能を生かし顧問として指導を行うことができる部活動指導員の増員を行います。
  • 三重弁護士会と連携協定を結び、学校だけでは解決が困難な事案に対して、弁護士の知識や経験に基づいた指導・助言を得ることで、課題の早期解決・未然防止の取り組みや、学校の相談体制の充実につなげ、子どもの最善の利益の確保や教員の精神的負担の軽減を図ります。

幼児教育の充実

  • 幼児教育については、2019年10月からスタートする幼児教育・保育の無償化への対応とともに、園児数の減少する市立幼稚園における適正規模集団の確保に向けて、各地域の実情を十分に踏まえながら、今後の市立幼稚園のあり方についての検討を進めます。
  • 平成31年度は、次期の津市子ども・子育て支援事業計画を策定する年度であることから、市立幼稚園のあり方についての検討結果をしっかりと反映できるよう取り組みます。
  • 津市幼児教育・保育カリキュラムを活用し、認定こども園や保育所との連携を図りながら、本市の幼児教育の充実を目指します。

学校施設の整備

  • 学校施設の大規模改造事業については、5校(新町小、藤水小、西が丘小、南郊中、久居中)の改修工事を進めます。
  • 児童数の増加に伴い、普通教室棟の増築が必要となるため、芸濃小学校で増築工事を行います。
  • 小中学校のエアコン整備については、昨年の猛暑を受け、早期設置を望む声が多数寄せられたため、小学校の普通教室へのエアコン整備計画を前倒しして、2020年度完成予定の第三期分を含む29校への設置を行い、さらに、小中学校の特別教室などにも追加して整備を行います。
  • 安東小学校で配膳室の整備を行い、給食の共同化を開始します。さらに、大規模改造工事を行う西が丘小学校・藤水小学校では、安全安心な給食を提供するため給食室をドライシステムに改修します。

児童の放課後等の安全安心な居場所づくり

  • 利用児童数の増加による施設の狭あい化や、専用施設の確保の改善に向け、北立誠地区放課後児童クラブを閉園後の北立誠幼稚園舎の保育室に整備することをはじめ、民家を借用して運営している大里地区放課後児童クラブの大里小学校1階会議室への移転整備、上野放課後児童クラブが借用している上野小学校体育館2階ミーティングルームの整備を進めます。また、椋本地区放課後児童クラブについては、芸濃こども園の整備に合わせ、芸濃保育園跡地への2つ目の施設整備に向けた実施設計を行います。
  • 放課後子供教室については、平成30年度に設置した明地区、辰水地区に加え、新たに草生地区、美杉地区に設置を進めます。

公民館の整備

  • 老朽化が進む橋南公民館の移転に伴う旧修成幼稚園舎改修の実施設計を進めるほか、その他の公民館についても、適正な維持管理に努めるなど、生涯学習環境の改善を進めます。
  • ボランティア養成などの講座をはじめ、人材を育成する講座の開催による地域の人材育成を進めることにより、公民館の活性化を推進します。公民館の受講生の仲間づくりを支援し、地域の人をつなぐ地域活動の拠点としての機能を推進します。

読書が習慣として身に付くような環境づくり

  • 講座やイベントを充実させ、本に触れ合う機会を増やし、子どもから大人までが読書への興味や関心をさらに高められるような取り組みを進め、利用促進を図ります。
  • 久居ふるさと文学館の利用者用駐車場について、旧津南工事事務所跡地を駐車場として整備するとともに、三重中央農業協同組合営農センター久居の用地の一部を賃借して駐車場とします。さらに、今後、同文学館の展示ギャラリーの機能向上を図ることにより来館者の増加が見込まれることから、同組合営農センター久居の用地の全部取得について協議を行います。

文化財の保護・活用事業

  • 国の登録有形文化財である旧 明村役場庁舎が昨年9月2日に開館し、土曜日・日曜日の一般公開のほか、放課後子供教室としても多くの人にご利用いただいており、地域コミュニティとしての活用も含めて、地域の皆さんとの連携を深め、より積極的に公開活用を進めます。
  • 公共施設の再編に伴い、安濃郷土資料館はサンヒルズ安濃内の施設として、白山郷土資料館はその展示機能を白山公民館2階へ移転し、地域の特徴を資料によって分かりやすく展示を行います。さらに、これら以外の資料館などについては、企画展示による収蔵資料の公開やボランティアガイド会との連携を通じて、津市の魅力ある歴史・文化を発信します。

問い合わせ

教育総務課 電話番号229-3292 ファクス229-3332


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