公共下水道事業は、皆様の下水道使用料と津市からの繰入金(税負担)などにより運営しています。
令和2年度下水道事業会計予算(3月市議会定例会で認定)について紹介します。
・接続戸数 5万4,514戸
・年間総排水量 1,357万9,000立方メートル
・一日平均排水量 3万7,203立方メートル
平成30年4月1日の志登茂川処理区の供用開始により、下水道処理区域は大きく拡大したため、令和2年度当初予算では、津市北部をはじめ、約107ヘクタールの汚水管渠整備を進めます。また、半田地区の雨水管渠の整備をはじめ、高茶屋地区のポンプ場の建設や久居東部の洪水対策などの雨水整備事業を進めます。
このほか、津市下水道事業基本計画に基づき、施設の耐震化、長寿命化に取り組みます。
令和元年10月1日に下水道使用料を平均27パーセント増額改定したことで、令和2年度の当初予算では、下水道使用料を23億3459万1千円を計上し、令和元年度当初予算と比べて約5億7千万円の増となりました。
汚水処理や下水道の維持管理に必要な費用は下水道処理区域の拡大などにより年々増加しています。それらの費用は、下水道を使用する方の使用料収入で本来は賄うべきものですが、使用料収入が不足しているため、一般会計からの繰入金(税負担)でその不足分を賄っています。
令和元年度当初予算では、約10億円の使用料が不足していましたが、令和元年10月1日の使用料改定により、使用料の不足分は約6億円となり、約4億円の税負担を減らすことができました。
下水道事業会計の収支は、経常的な収支を表す収益的収支と投資的な収支を表す資本的収支の2種類に分けられます。
収益的収入 | 107億6,645万2,000円 |
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収益的支出 | 96億2,879万円 |
資本的収入 | 62億3,498万8,000円 |
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資本的支出 |
93億1,633万6,000円 |