「広報津」第351号(音声読み上げ)表紙、10月1日木曜日グランドオープン。久居アルスプラザ、第46回市長対談 文化芸術の拠点 久居アルスプラザ
 

 

登録日:2020年9月16日

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表紙

広報津 令和2年9月16日 第351号

津市に吹け。新しい文化の風

久居アルスプラザと、久居中学校吹奏楽部3年生。津市に誕生したオシャレ空間の詳細を次の項目でチェック

10月1日木曜日グランドオープン、久居アルスプラザ

久居東鷹跡町の旧久居市役所跡地に整備した久居アルスプラザは、旧久居市民会館に代わって、ホールをはじめ、展示スペースやバンドルーム、カフェ、各種証明書が取得できる市民サービスコーナーなど、多様なニーズに応える機能を備えた令和の時代の新しい文化施設です。平成26年度から令和元年度に総事業費約57億円をかけて整備を行い、いよいよグランドオープンします。

財源

  • 社会資本整備総合交付金、8億4,000万円
  • 合併特例事業債、42億9,150万円
  • 一般財源、6億1,929万円

久居アルスプラザについて

開館時間

8時30分から22時まで

休館日

火曜日と年末年始。ただし、火曜日が祝日・休日の場合は翌日以降の最初の平日となります。

予約方法

ときの風ホール、アートスペース、ギャラリーは使用したい月の12カ月前の月の初日から、その他の諸室は6カ月前の月の初日から、久居アルスプラザへ。住所、久居東鷹跡町246、電話番号253-4161。

施設案内

1階

  • ときの風ホール
  • アートスペース
  • ギャラリー
  • カフェ
  • 情報ラウンジ
  • 市民サービスコーナー
  • サービスセンター
  • ミュージックルーム1
  • ピアノルーム
  • アトリエ
  • ひさいアートスクエア

2階

  • ときの風ホール
  • ホワイエ
  • ミーティングルーム1
  • ミーティングルーム2
  • カルチャールーム1
  • カルチャールーム2
  • カルチャールーム3
  • ミュージックルーム2
  • バンドルーム
  • ラウンジ

施設詳細

1、ときの風ホール

市で最大の720席を有する多目的ホール。
演劇、音楽、伝統芸能など多様な催し物に対応。花道やオーケストラピットなども備え、音響もバツグン。
ご利用には事前予約が必要です。

2、ミーティングルーム

趣味やビジネスに。景色のいい空間で、クリエイティブなアイデアが生まれること間違いなし。
ご利用には事前予約が必要です。

3、バンドルーム

大音量で爽快に。ドラム・アンプなどを備え、電気楽器の大音量の演奏にも対応。
ご利用には事前予約が必要です。

4、ピアノルーム

気軽に練習。グランドピアノでレッスンや練習を。放課後や仕事帰りに一曲いかがですか。
ご利用には事前予約が必要です。

5、アートスペース

舞台にも展示場にも。空間を自由にカスタマイズ。カーテンを開けるとダンスホールにも。
ご利用には事前予約が必要です。

6、カルチャールーム

活動の拠点に。会議や講座はもちろん、茶道・華道など幅広い用途に対応できるように流し台や温水器が設置されたカルチャールームも。

女性スタッフのコメント。こんな素敵な場所で、会議や講座をしませんか。

ご利用には事前予約が必要です。

7、多目的トイレ&授乳室

みんなに優しい。オムツ交換台・大人用介護ベッドも完備。授乳室には調乳専用温水器もあります。

8、カフェ

テイクアウトもOK。久居地域のまち並みを眺めながら、くつろいだ一時を。

9、ギャラリー

本格的な展示に。稼働間仕切りで間取りを変え、さまざまな規模の展示が可能。最大で約200平方メートルあります。
ご利用には事前予約が必要です。

10、情報ラウンジ

ワイファイ完備。催しや地域情報の収集、空き時間のちょっとしたくつろぎの場としても最適。

11、アトリエ

創作活動の基地。美術と工芸の創作スペース。絵を描くもよし、工作するもよし。
ご利用には事前予約が必要です。

12、ひさいアートスクエア

人と芸術が出会う場所。ガラス張りと吹き抜けが生み出す開放的なスペース。
ギャラリーとアートスペースが向き合うロビーは、憩いの場としてはもちろん、アートスペースでの催しの際は観客席にも早変わり。自由に演出を楽しんで。
夜の幻想的なアルスプラザもオススメです。

久居アルスプラザ、指定管理者インタビュー

広報担当者の上田さんが語る、久居アルスプラザはこんな人にオススメ。

用途は文化芸術にとどまらない。さまざまな交流や遊びの場に。

久居アルスプラザでの過ごし方は、人ぞれぞれ。友だちとおしゃべりしたり、本や飲み物を片手にゆっくりくつろいだり、仕事や勉強をしたり。ぜひ自由に過ごしてください。文化芸術活動をしている皆さんはもちろん、これまで文化ホールには用事がないな。と思っていた人たちにも一度遊びに来てほしい。それが、久居アルスプラザです。

ホール運営経験者の森田さん、樋口さん、長田さんが語る、久居アルスプラザはここがスゴイ。

光が降り注ぐくつろぎスペース。公共施設のイメージが変わる。

まるで箱の中にたくさんの小箱が詰まったようなスタイリッシュな空間。多目的に使える部屋や休憩スペースがたくさんあり、いるだけでワクワクしてきます。窓がないホールは多いですが、久居アルスプラザはガラス張りで太陽光が差し込み、まるで公園にいるかのよう。前を通れば、芸術やおしゃべりを楽しむ人たちを目にするでしょう。そうして、まちが活気づく。それも文化振興の一つの形なんですよ。

オープニングイベント

映画、浅田家の展示、浅田家展を開催。詳細は、浅田家展、ファインダーの向こう側、津市。の項目をチェック。

問い合わせ

久居アルスプラザ 電話番号253-4161 ファクス253-4171

第46回市長対談 文化芸術の拠点 久居アルスプラザ

津市の文化芸術振興の拠点として期待される施設、久居アルスプラザの運営は、民間事業者の持つさまざまなノウハウを活用しようと、津市の文化施設としては初めて民間事業者が施設の管理運営を行う指定管理者制度が導入されました。今回の市長対談では、久居アルスプラザの館長・脇岡宗一さんに、今後の運営方針や地域とのつながりについてお話を伺いました。

対談メンバー

津市長の、まえば やすゆき

市長のコメント。市民が日常的に利用できる、開かれた施設に

久居アルスプラザ館長の、わきおか そういちさん

脇岡さんのコメント。市と連携し、地域の賑わいを創出したい

脇岡さんのプロフィール

1948年広島県生まれ。首席オーボエ奏者として東京交響楽団などで活躍。2005年高知大学教授に就任し、地元ホールとの協働で高知ジュニアオーケストラを設立するなど音楽文化の発展と青少年の育成に寄与。2018年にケイミックスパブリックビジネスに入社し、北九州ソレイユホールの館長として地域の文化芸術の振興に尽力。

対談内容

市長の発言。久居アルスプラザは、老朽化が著しい旧久居市民会館に代わるホールを旧久居市役所跡地に新築したものです。平成24年の劇場法(劇場、音楽堂等の活性化に関する法律)施行後、津市で初めて建設され、法律の高い理念を展開する拠点の一つとなりうる高度な機能を備えた文化施設です。

脇岡さんの発言。劇場法とは、ホールを活性化して、地域へ貢献するということだと理解しています。そして、指定管理者制度もこれを実現するための重要なツールであるべきだと思います。当社、ケイミックスパブリックビジネスも多くの施設を指定管理者制度に基づいて運営していますが、制度ができる前と比較してみると、人の配置や効率的な運営、企画や情報発信など多くの点で成果が現れています。また、ホールへ地域住民を呼び込むことはもちろん、ホールから地域住民に向けて積極的にアプローチしていく姿勢も大切だと考えています。

市長の発言。久居アルスプラザが質の高い文化芸術の鑑賞や文化活動のお披露目の場であることはもちろん、気軽に立ち寄れる日常の居場所としてもご利用いただきたいと思います。

脇岡さんの発言。久居アルスプラザは、さまざまな利用の仕方を可能にする多くの設備を併せ持ち、市民の皆さんが気楽に集まるスペースとして、地域のにぎわいを創出するというコンセプトがよく表現されている施設です。これらをどのように使っていくか、わくわくするのと同時に責任を感じているところです。ときの風ホールはオーケストラピットや前舞台などの多様な舞台機構や、最新の舞台機器があるので、これらを活用した企画を進めていきます。ギャラリーでの広いスペースを生かした絵画等の展示や、ロビーでのフリーマーケットなど楽しみが広がります。

市長の発言。久居地域は、ひさい音楽祭、四季の彩り祭り、ひさい版仮装たいしょうなどがあり、文化芸術活動が非常に盛んな地域といえます。地域の伝統ある文化芸術活動を、ときの風ホールで開催したり、ロビーで催しをしたりすることが、久居アルスプラザを生き生きとした場所にしていくと思います。地域との関わりについてどのようにお考えですか。

脇岡さんの発言。地域の文化を受け継いでいる催しを大切にしながら、音楽、美術、舞踊、カルチャーなど地域の方々が積極的に参加してくださる企画を進めていきたいと思っています。

市長の発言。非日常の体験だけでなく、日常的な利用もできるような施設にしていくためには地域との信頼関係を構築していくことが大切です。

脇岡さんの発言。平日に皆さんに来ていただくための企画を考えなくてはいけないと思っています。平日はシニア層や主婦層が中心になると思いますので、その方々が楽しめるコンテンツを企画していき、地域とのつながりを密にしていきたいですね。また、地域の演奏家やアーティストにアイデアを出してもらい、皆さんに来ていただける施設にしていきたいと思います。加えてSNS、ホームページなどを通じて、皆さんに情報発信していきます。

市長の発言。次に自主事業についてですが、市民の皆さんに文化芸術の鑑賞の機会を提供するという意味では、良い事業をできる限り安価で鑑賞していただくことが大事です。指定管理者に質の高い事業を企画していただけるよう、津市も職員の育成に尽力しており、舞台芸術や文化施設の管理運営に携わってきた専門性のある者を職務経験者として採用するなど充実を図ってきました。今後、久居アルスプラザで展開していく自主事業を、ケイミックスパブリックビジネスの皆さんと職員が一緒になって考えていきたいと思います。

脇岡さんの発言。津市の自主事業をしっかり担うためにも私の演奏家、指揮者、プロデューサーとしてのスキルや経験を最大限事業に注いでいく所存です。地域アーティストによる公演はもとより、市民のための市民が主役となるような合唱団やミュージカル、市民公募企画などの創造型事業を多彩に開催していく予定です。また、文化活動を支える人材として、ときの風サポーターの設立や、未来の芸術家や制作スタッフの人材育成に努めるなど、当社の専門性を生かしながら、津市の文化芸術をさらに盛り上げ、地域の活性化にも力を注いでまいります。

市長の発言。これからの事業展開を楽しみにしています。今後の管理運営に当たっての意気込みなどお聞かせください。

脇岡さんの発言。津市との連携の下、効率的な運営と安全の確保はもとより、久居アルスプラザが津市の文化芸術をけん引する、新しい時代にふさわしい拠点となるよう質の高い事業を展開するとともに、地域のにぎわいを創出し、さまざまな年代の市民の皆さんに気軽に集まっていただける新しい広場となることを目指します。それが、津市久居モデルといわれるように、施設を市民の皆さんと共に楽しく育んでいきたいと思います。そのために社員一同全力を尽くします。

市長の発言。アルスプラザという施設名は、人々が集い文化芸術が生まれる場所というイメージで付けられました。その名にふさわしい事業展開に期待し、津市としても指定管理者との十分な意思疎通を図ってまいります。

メイヤーズ TV ショウ。市長対談の全編がご覧いただけます

  • 津市ホームページは、津市、市長対談、で検索してください。
  • ケーブルテレビ行政情報番組(123チャンネル)

 

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