「広報津」第378号(音声読み上げ)アルコールと健康、こころ豊かに楽しく元気に暮らそう

登録日:2021年11月1日

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折り込み紙3

アルコールと健康、こころ豊かに楽しく元気に暮らそう

令和3年11月1日発行
健康づくり課 電話番号229-3310 ファクス229-3346

新型コロナウイルス感染症対策により、外出して飲む機会が少なくなっている一方、自宅でいつもより早い時間から飲み始めたり、濃いお酒を好んで飲むようになったりしていませんか。

お酒はストレスや緊張を和らげる効果もありますが、適量を超えた飲酒は、体にさまざまな影響を及ぼします。お酒を飲む人は、健康を守るためのお酒との付き合い方を知っておきましょう。

健康を守るためのお酒との付き合い方

厚生労働省 イーヘルスネット、飲酒のガイドラインより一部抜粋

適量を知ろう

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動 健康日本21によると、節度ある適度な飲酒として、1日の飲酒量は純アルコールにして男性は約20グラム程度、女性や高齢者はその半分程度とされています。

1日の適正飲酒量(純アルコール約20グラムを含む量)
  • ビール(5パーセント) 中瓶1本(500ミリリットル)
  • 日本酒(15パーセント) 1合(180ミリリットル)
  • ワイン(12パーセント) 1.5杯(200ミリリットル)
  • 缶チューハイ(7パーセント) 1缶(350ミリリットル)
     

適量はいずれか1種類です。
飲酒習慣のない人に対して、この量の飲酒を推奨するものではありません。
アルコール依存症の場合、適切な支援を受けての完全な断酒が必要です。

無理な飲酒はNG

少量の飲酒ですぐに顔が赤くなる人は、アルコール分解の働きが弱い体質です。急性アルコール中毒やさまざまな臓器障害を起こしやすいため、注意が必要です。

飲むときは食事と一緒にゆっくりと

空腹時に飲んだり一気に飲んだりすると、アルコールの血中濃度が急に高くなり、急性アルコール中毒を起こす危険性があります。濃いお酒は薄めて飲みましょう。

たまに飲んでも大酒しない

飲む頻度が少なくても一度に大量に飲むと、体を痛めたり依存を進行させたりします。

服薬中は主治医に相談を

アルコールは薬の効果を強めたり、弱めたりします。また精神安定剤と一緒に飲むと、互いの依存を強めることが知られています。

入浴・運動前は飲酒を控える

飲酒後に入浴や運動をすると、不整脈や血圧の変動を起こすことがあり危険です。

寝酒は控える

寝酒をすると眠りが浅くなり、睡眠の質の低下や睡眠障害を招きます。

定期的に検診を受ける

定期的に検査を受け、体に負担がかかっていないかチェックしましょう。

週2回の休肝日をつくる

週に2日は肝臓をアルコールから解放し、休ませましょう。

未成年はお酒を飲んではいけません

成長期にお酒を飲むと、脳や内臓、骨などの発達に影響を及ぼします。特に脳への影響は大きく、注意力や記憶力の低下、意欲低下を引き起こします。
また、過度の飲酒により、急性アルコール中毒になる危険が大人より高く、若い世代から飲み続けることでアルコール依存症にもなりやすくなります。
未成年(20歳未満)の飲酒は未成年者飲酒禁止法で禁止されています。
周囲の大人が責任を持って未成年の飲酒を防ぎましょう。

妊娠中や授乳をしている人はお酒を飲んではいけません

妊娠中にお酒を飲むと、胎盤を通じておなかの赤ちゃんもお酒を飲んだことになり、場合によっては胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こします。FASには、知能障害、発達障害などの症状が見られます。
授乳期間中の飲酒も母乳を通して赤ちゃんにお酒を飲ませていることと同じです。
妊娠中や授乳期間中の安全な飲酒はありません。
大切な将来のために、絶対にお酒を飲まないようにしましょう。

多量飲酒による体への影響

長期間にわたって、多量飲酒(純アルコール60グラム以上)を続けていると、脂肪肝、アルコール性肝炎など、肝臓の障害が起こります。また、内臓にさまざまな悪影響を及ぼし、糖尿病や膵炎などの膵臓の障害のほか、胃炎などの消化管の障害や、心臓の病気、高血圧などの生活習慣病やがん、虫歯や歯周病などの歯科疾患のリスクを高めます。さらに、アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、脳萎縮が起こり、認知症のリスクや自殺のリスクも高まります。

アルコール依存症などの相談機関

アルコール依存症は早期に治療すると治療効果が高くなります。
自分一人や家族だけで問題を抱え込まず、相談機関へ連絡を取りましょう。

相談機関

相談
三重県こころの健康センター(桜橋三丁目)

依存症専門面接・電話相談

  • 面接相談は予約制です。
  • 電話相談の受付時間は水曜日13時から16時まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号253-7826
津保健所(桜橋三丁目)

こころの病気や悩み相談

  • 受付時間は月曜日から金曜日までの、8時30分から17時まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号223-5057
津市健康づくり課

健康に関すること、こころの健康に関することなど

  • 受付時間は月曜日から金曜日までの、8時30分から17時15分まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号229-3310
NPO法人 アスク(アルコール薬物問題全国市民協会)(東京都中央区)

治療相談先・自助グループなどの情報案内

  • 受付時間は月曜日から金曜日までの、10時から18時まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号03-3249-2552
  • NPO法人 アスクホームページに相談先一覧があります。
NPO法人 三重ダルク(栄町三丁目)

アルコール・薬物・ギャンブル問題の相談、回復支援のためのグループミーティングおよび各種セラピー

  • 受付時間は毎日9時30分から18時まで
  • 電話番号222-7510
自助グループ
アルコホーリクス・アノニマス 中部北陸セントラルオフィス(愛知県名古屋市)

アルコール依存症からの回復を目指す人たちのグループ

  • 対象は当事者、家族です。
  • 受付時間は月曜日・水曜日・金曜日12時から17時まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号052-915-1602
公益社団法人 三重断酒新生会事務局(四日市市)

本人と家族の会

  • 対象は当事者、家族です。
  • 電話番号059-397-3572
  • 時間帯によっては対応できないこともあります。
医療機関
三重県立こころの医療センター(城山一丁目)
  • 外来診療日・時間は月曜日から金曜日までの8時30分から17時15分まで
  • 初診受付時間、9時から13時まで
  • 初診外来予約専用電話 電話番号253-3120
国立病院機構 榊原病院(榊原町)
  • 外来診療日・時間は月曜日から金曜日までの8時30分から17時15分まで(祝日・休日、年末年始を除く)
  • 電話番号252-0211

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ファクス:059-229-3339