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広報津 令和4年10月1日 第400号
香良洲小学校全児童が地元特産のあまーい香良洲梨を収穫。児童たちが授粉や袋掛けをした梨が、たわわに実りました。(8月18日)
私たちは日常生活や社会経済活動において、日々、二酸化炭素などの温室効果ガスを大量に排出しています。これに伴い、近年、世界中で地表温度が上昇し異常気象が頻発しています。豪雨等による自然災害や猛暑による健康被害、農林水産資源への影響など、人類だけでなく地球上の全ての生きものがそのリスクにさらされています。
世界は地球温暖化対策に取り組んでいますが、現状のままの取り組みでは、今世紀後半には気温が2度以上上昇し、より一層地球上の生態系に悪影響を及ぼすとみられています。
将来予想される気候危機を回避するためには、二酸化炭素の累積排出量を抑制し、少なくとも排出量を実質ゼロにする必要があります。
カーボンニュートラルとは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(COツー)の排出量と吸収量を均衡させ、実質ゼロにすることです。令和2年10月、国は2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロの実現を目指す2050年カーボンニュートラルを表明し、地球温暖化対策のさらなる強化を、地方自治体や企業などに求めました。
津市でも美しい自然と都市機能が共存するまちを次世代に引き継ぐために、地域脱炭素を推進していきます。
津市はこれまで、地球温暖化対策のためのさまざまな取り組みを実施してきました。そして8月19日、地域の未来に責任を果たすべく津市地域脱炭素を宣言しました。
津市では、これまでの地球温暖化対策の取り組みに加え、今年度から地域脱炭素推進事業として、石油や石炭などの炭素由来の生活からの転換や、再生可能エネルギーやリサイクル資源の活用、森林の整備などを推進する事業を展開していきます。市民や事業者、団体の皆さんと協働して脱炭素社会の実現を目指します。
具体的なアクションによって脱炭素社会を実現していきます
8月19日、津市は協栄J&T環境株式会社、サントリーホールディングス株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社の3企業とカーボンニュートラルの実現に向けたプラスチック資源循環の推進に関するパートナーシップ協定を締結しました。
4者によるボトル トゥー ボトルで、家庭から年間で排出される使用済みペットボトル約600トンが、約2,500万本のペットボトル(500ミリリットル)に生まれ変わります。これにより、原油からペットボトルを生成する場合に比べ約63パーセントの二酸化炭素排出量の削減が見込めます。
1から5の順を繰り返し行います。
ペットボトルを分別排出します。キャップ・ラベルをはがし、中をすすいでね。
家庭ごみから収集した使用済みペットボトルを供給します。
ボトルの材料となるペレットなどを供給します。
使用済みペットボトル由来のペットボトルを製造・供給します。
ペットボトル飲料を販売します。
今後も事業者などと連携し、具体的なアクションを展開していきます。
環境政策課 電話番号229-3212 ファクス229-3354
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