本市では昨年度まで、水道配水用ポリエチレン管の試験施工を実施してきましたが、令和8年度から水道配水用ポリエチレン管を本採用することとしましたのでお知らせします。
本市では、水道施設の老朽化による漏水などの事故発生や南海トラフ巨大地震などのさまざまな災害への対応が求められる中、安全な水を安定して供給するために、老朽化した水道施設・水道管の更新および耐震化を計画的に推進しているところです。
一方で、水需要減少に伴う料金収入の減少及び人材・技術力の確保などさまざまな課題が顕在化しており、経営環境は厳しさを増している状況です。これまで、本市では水道管の材料に耐久性・耐震性に優れたダクタイル鋳鉄管(耐震継手管)を使用していますが、施工性の向上およびコストの低減が期待できる「水道配水用ポリエチレン管」の採用に向けた検討を行ってきました。
その結果、下表のとおり採用することとなりましたので、各事業者様におかれましては、水道工事に係る資格取得、技能講習会への参加を引き続き積極的に取り組んでいただくとともに、本市水道工事の品質向上と効率的な事業推進にご協力いただきますよう、併せてお願い申し上げます。
採用管種 |
水道配水用ポリエチレン管 |
採用口径 |
φ75mmからφ150mm |
適用工事 |
令和8年度以降に発注する採用可能な工事 |
入札参加に必要な配置技術者の資格 |
配水用ポリエチレンパイプシステム協会(POLITEC)(旧団体(「水道用ポリエチレンパイプシステム研究会」、「配水用ポリエチレン管協会」を含む。)の配管施工講習会の受講証を有する者又は配水用ポリエチレンパイプシステム協会加盟メーカーの配管施工講習会修了証を有する者を適正配置できること |
(注)現場状況に応じて、ダクタイル鋳鉄管を採用することもあります。