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私の家庭では、数カ月前に初めて赤ちゃんが生まれました。子育てを実際やってみると、見たり聞いたりしていたこととは少し違っていました。子育て初心者の私には、まだまだ分からないことがたくさんあります。
先日も、赤ちゃんが泣き続け、ミルクが欲しいでもなく、おむつを替えてほしいでもなくその理由がなかなか分からずに、途方に暮れたことがありました。結局、赤ちゃんはミルクと一緒に空気をのみ込んでしまい、ゲップが出なくて、苦しくて泣き続けていたことが分かりました。
そのような子育ての中で、自分を頼ってくれる子どもの存在を感じ、親となった自分を強く意識するようになりました。
子育てにはたくさんの時間が費やされます。子どもにミルクを飲ませたり、おむつを替えたりするだけでなく、体の様子や発育の状態が気になり、本で調べたり、人に聞いたりすることもあります。
これまでたくさんあった自分の時間は少なくなってしまいましたが、その分、子どもと過ごす時間が増え、少しずつですが日に日に大きくなっていく子どもの姿や何げないしぐさが見られて、うれしく思っています。
私は、これまで両親から受けてきた愛情は、当たり前すぎて、特に意識したことはありませんでした。しかし、親となった今、子育てを通して、親の立場について考えるようになりました。そして、常に子どものことを思う、ありがたい親心の存在に気付きました。
子どもの立場でいる時には見えなかった「親の姿や思い」が、親になって初めて分かったことと同じように、今の自分からは見えない事実や人の思いも、角度を変えてみることで、見えてくることもあると思います。そのことを意識して知ろうとすることが、「人を大切にする」ことなのではないかと思います。子育てをしながらそのことを学びました。
入場無料
子どもの危機、この国の危機-大人の再生と子どもの未来のために-
7月4日金曜日19時30分から(19時開場)
白山総合文化センターしらさぎホール
定員 先着600人(整理券は発行しません)
講師 柳田邦男さん(ノンフィクション作家・評論家)注:手話通訳あり
問い合わせ 白山市民会館 電話番号262-7026 ファクス262-5638
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