このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。
広報津(PDF版)は 広報津(PDF/8.3MB)からご覧いただけます。
1ページ目から4ページ目 |
津波への対策強化を目的に津市地域防災計画「津波対策編」を策定しました。
昨年3月11日に発生した東日本大震災では、地震や津波の恐ろしさを知るとともに、あらためて防災対策の重要性や地域の絆の大切さを認識しました。
津市では、東日本大震災による教訓を生かすため、津波避難ビルの指定や津市地域防災計画「津波対策編」を新たに策定するなど、津波への対策強化に取り組んできました。
津波から生命を守るためには、いざというときの的確な避難行動が最も重要ですので、一人一人が津波についての認識を深め、避難方法や情報収集の方法を確認しておくなど、日頃からの備えを行いましょう。
国・県の被害想定に基づく対策の推進
津市地域防災計画「津波対策編」は津市ホームページからダウンロードできます。
ホームページ 「津市地域防災計画」で検索
巨大な津波が襲ってくるかもしれません。
「より遠く」「より高い場所」へ避難することを最優先に行動しましょう!
東海・東南海・南海地震が同時発生した場合、最大震度6強、市内全域で震度5弱以上の大きな揺れが発生し、地震発生から約2時間20分後に最大約3メートルの津波(満潮時の場合)が到達すると予測されています。このため、沿岸部を中心に浸水被害が発生することが予想されます。
<予測される津波高と津波到達時間>
地点 | 50センチメートルの 津波が達する時間 |
最大 最高津波高 (満潮時) |
最大 津波到達時間 |
---|---|---|---|
河芸町中ノ川 | 約71分 | 2.63メートル | 143分 |
岩田川 | 約66分 | 2.89メートル | 145分 |
香良洲町雲ず川 | 約57分 | 3.16メートル | 138分 |
注:この被害想定は、三重県の東海・東南海・南海地震(マグニチュード8.7)に係る津波シミュレーション結果(平成16年3月時点)に基づくものです。また、発生頻度は極めて低いものの、さらに大きな規模の地震(マグニチュード9.0など)への対応についても、基本的な対策は同じであるという考え方の下、本計画の見直しをおこなっていきます。
津市地域防災計画「津波対策編」では、迅速かつ的確な避難ができるよう、市民の皆さんが避難するべきタイミングや避難行動など、津波が起きた時にとるべき基本的な行動を記しています。いざというときのために、事前に確認し、避難方法や避難場所などを考えておきましょう。
被害の恐れが高まった場合などに、基準をもとに、浸水が予測されている地域を避難の対象地域として、避難勧告・避難指示などを発令します。
避難勧告等が発令されたときは、防災無線をはじめ、広報車、報道機関などを通じてお知らせしますので、避難の対象地域の人は、速やかに避難しましょう。
避難勧告
避難指示
津波から身を守るためにはまず避難を!
津波から避難する際には、津波による浸水が予測されている地域外へ速やかに避難することが基本です。万が一、逃げ遅れた場合やどうしても遠くまで避難できない場合には、近くの高台、堅牢[けんろう]な高い建物、津波避難ビル等に緊急避難しましょう。また、地域で安全に避難できるよう、地域独自の避難計画策定に取り組みましょう。
区分 | 市民等の基本的な行動 |
---|---|
津波注意報発表時 (レベル1) |
・堤外地(海岸と堤防との間の土地)にいる市民および観光客等は、迅速に海岸付近から退避する。 ・沿岸地域の市民等は、海岸付近に近づかないようにする。 ・市および報道機関等からの情報を収集するなど、迅速に緊急避難ができるよう警戒体制を図る。 |
津波警報(津波)発表時 地震の揺れを伴わない場合 (遠地での地震の場合)(レベル2) |
・堤外地(海岸と堤防との間の土地)にいる市民および観光客等は、迅速に海岸付近から退避する。 ・沿岸地域の市民等は、海岸付近に近づかないようにする。 ・市および報道機関等からの情報を収集するなど、迅速に緊急避難ができるよう警戒体制を図る。 |
津波警報(津波)発表時 強い地震または長時間のゆっくりとした揺れを伴った場合 (レベル3) |
・避難対象地域内の市民等は、原則として、津波浸水予測地域外の避難所、一時避難場所、公園、広場または高台等の安全な場所(地域)等へ迅速に避難する。 |
津波警報(大津波)発表時 (レベル4) |
・避難対象地域内の市民等は、原則として、津波浸水予測地域外の避難所、一時避難場所、公園、広場または高台等の安全な場所(地域)等へ迅速に避難する。 |
津波が発生した場合は、安全確保のため、第一次的な措置として、原則、津波による浸水が予測されている地域にある避難所は開設しません。 浸水が予測されている地域外の避難所または高台などの安全な場所へ避難しましょう。
緊急的に一時避難する「津波避難ビル」に指定されている所もあるので、確認しておきましょう。
「津波避難ビル」とは、津波から避難する際に、逃げ遅れた人など、どうしても遠くまで避難ができない人に少しでも安全な高い場所を確保するためあらかじめ指定した建物です。いざというときに、どうしても遠くまで避難ができない場合には、津波避難ビルに避難してください。
<津波避難ビル指定一覧> 平成24年3月7日現在
番号 | 施設名 | 所在地 |
---|---|---|
1 | 第二岩崎病院 | 一身でん町387 |
2 | イセットビル | 桜橋三丁目408 |
3 | 郵便事業株式会社 津支店 | 中央1-1 |
4 | フェニックスメディカルセンタービル | 乙部5-3 |
5 | CSビル | 寿町18-15 |
6 | 津老人保健施設アルカディア | 乙部11-5 |
7 | パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 津工場 厚生会館 |
藤方1668 |
8 | LUT'S(ラッツ) | 藤方716 |
9 | イオン津南ショッピングセンター | 高茶屋こもり町145 |
10 | ホテル ザ・グランコート津西 | 広明町345-4 |
11 | JAビル専用駐車場 | 栄町二丁目407-2 |
12 | フェニックスホテル | 大門28-8 |
13 | 三重県教育文化会館 | 桜橋二丁目142 |
14 | 東邦ガス株式会社 津営業所 | 南丸のうち4-10 |
15 | サービス付き高齢者向け住宅 安濃津ろまん | かんべ154-9 |
16 | くもづホテル&コンファレンス | 雲ずながつね町626-10 |
津市では、東海・東南海・南海地震の発生に備え、津波による浸水が予測されている地域を対象に、緊急的に一時避難するための「津波避難ビル」の指定に取り組んでいます。
津波避難ビルとしての使用にご協力いただける民間施設の所有者(管理者)は、危機管理課(電話番号229-3281)までお問い合わせください。
皆さんのご協力をよろしくお願いします。
より安全に避難するためには、「より遠く」、「より高い場所」へ!
津波から安全に避難するため、次のことに心掛けましょう。
海岸付近で、強い揺れまたは長くゆっくりとした揺れを感じたとき、もしくは揺れを感じなくても「津波警報」が発表されたときは、直ちにそこから離れ、急いで安全な場所に避難しましょう。
避難する際に持っていくものは必要最小限にし、日頃からリュックサックなどに入れ、準備しておきましょう。動きやすい服装で運動靴や底の厚い丈夫な靴を履き、避難しましょう。
原則、徒歩で避難しましょう。車で避難した場合、渋滞のため津波に巻き込まれるなど、かえって危険な場合があります。
逃げ遅れたときなど、津波による浸水が切迫しているときは、遠くへの避難は諦め、近くの津波避難ビルや堅牢な高い建物に逃げ込みましょう。
地震を感じたら、テレビやラジオ、防災無線などから正しい情報を入手しましょう。
強い揺れを感じ「津波警報」や「大津波警報」が発表された場合や、地震の揺れを感じなくても「大津波警報」が発表された場合は、直ちに高台など安全な場所に避難しましょう。
避難する前に、火元を確認しましょう。ガスの元栓は閉め、電気のブレーカーを切ることも忘れずに。
津波からより安全に避難するためには、より遠く、より高い場所への避難が原則です。できるだけ遠くて高い場所を選んで、避難しましょう。
津波は繰り返し襲ってくるので、「津波警報」が解除されるまでは、安全な場所に待機しましょう。海岸や河川には「津波注意報」が解除されるまで、近づかないようにしましょう。
お持ちの携帯電話で、避難勧告などの災害情報等緊急メールの受信ができます。ご利用いただくには、事前登録が必要です。災害時の情報収集手段として、ぜひ登録をしてください。
<登録方法>
次のホームページに携帯電話でアクセスし、案内にしたがって登録してください。
ホームページ 津市防災情報メール
携帯電話事業者が運営する緊急速報メール配信サービス(NTTドコモの緊急速報「エリアメール」、auおよびソフトバンクの「緊急速報メール」)を導入しています。
このサービスは、事前申し込みや受信料などが不要で、回線混雑の影響を受けずに素早く緊急情報を受け取れるものです。対象機種など詳しくは販売店等にお問い合わせください。
大規模な災害が発生したときには、NTTの災害用伝言ダイヤルサービスが開始されます。
事前登録は不要で、家族などの安否の確認や連絡に活用できます。
<体験利用日>
毎月1日・15日、1月1日から3日、防災とボランティア週間(1月15日から1月21日)、防災週間(8月30日から9月5日)
171→1→被災地の人は自宅の電話番号、被災地以外の人は被災地の 電話番号を市外局番からダイヤル 例: (000)000-0000→伝言を入れる(30秒以内)
171→2→被災地の人は自宅の電話番号、被災地以外の人は被災地の電話番号を市外局番からダイヤル 例:(000)000-0000→伝言を聞く
事前に使い方を確認しておきましょう
記事の先頭へ | 目次へ |