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広報津 平成28年7月1日 第253号
写真 長野・辰水・高宮小学校の児童が、自然体験教室でアマゴのつかみ捕りに挑戦(5月17日 細野川)
津市では「避難行動要支援者名簿」を作成しました。高齢者や障がいのある方などのうち、災害が起きたときに自分の力で避難することが困難で特に支援が必要な方々が登録されています。自治会や自主防災会、民生委員などの避難支援に携わる関係者に名簿情報を提供し、地域の避難体制づくりに生かしていきます。
ゴーちゃん ねえねえ、シロモチくん。避難行動要支援者名簿ができたって聞いたんだけど、どんな名簿なの?
シロモチくん 災害が起きたときにひとりで避難することが難しく支援が必要な人をまとめた名簿なんだよ。自治会単位に名前や生年月日、性別、住所、支援が必要な理由が記載されているんだ。
ゴーちゃん この名簿にはどんな人が載っているの?
シロモチくん 高齢者で介護保険の認定を受けている人や、障害者手帳や療育手帳が交付されているような人などが載っているんだよ。
ゴーちゃん この名簿はどんなところに配られているの?
シロモチくん 自治会や自主防災組織、民生委員、社会福祉協議会、消防機関、警察署に配られているんだ。
ゴーちゃん この名簿はどういうふうに使われるの?
シロモチくん 災害が発生して避難が必要なときに使うものなんだけど、事前に避難のための準備にも使うことができるんだ。
ゴーちゃん 避難のための事前の準備ってどんなことをするの?
シロモチくん 例えば、支援が必要な人がどこに住んでいて、どんな状況かが分かるから、事前に場所を確認して地図に示しておいたり、支援が必要な人の状況に応じて、避難の方法や経路をあらかじめ確認したりすることができるよ。
ゴーちゃん どこに、どうやって避難するのか前もってわかっていると、心強いわね!
シロモチくん そうなんだ。阪神淡路大震災では、隣近所の人たちによる支援が行われ、多くの人の命が救われているんだ。だから、避難の支援が必要な人を名簿にして、事前に準備を行い、実際に災害が発生した時にスムーズに支援が行えるようにしたんだよ。
ゴーちゃん 支援を必要とする人を地域で守っていこうということなのね。
シロモチくん うん。でもあまり難しく考えないでほしいんだ。災害の状況によっては、支援する側も被災者になることもあるので、無理のない範囲でできる限りの支援を考えればいいんだよ。もし、自分自身に危険が迫っていたら、まずは身の安全を確保することが大事だよ。
ゴーちゃん 良く分かったわ。この名簿を使って具体的な取り組みを始めているところはあるの?
シロモチくん 地域の皆さんが話し合って避難計画を立てたり、実際に訓練を行って、支援の方法や手順を確かめたりしているところもあるよ。
ゴーちゃん そうしておけばいざというときに慌てなくてすむわね!
シロモチくん 実際に危険が迫っているときは、避難の手助けが必要な人の自宅を訪ねて、一緒に避難することになるから、支援する人と支援が必要な人が普段から顔の見える関係を築いておくとスムーズな避難につなげることができるんだ。
ゴーちゃん 出来上がった名簿をもとに、地域の中で支援の輪が広がりつつあるのね。
シロモチくん 災害が起こった時に、まずは自分たちで何ができるのかを考えて備えておくことで、地域の助け合いの力が高まっていくといいね。
防災室 電話番号229-3104 ファクス223-6247
市民部は、市民生活の最も身近な窓口として、住民票などの証明書の発行や各種届出を取り扱うとともに、市民の皆さん、また自治会をはじめさまざまな市民活動に携わっている方々の意見をお聞きし、安全・安心なまちづくりを進めるほか、基本的人権が尊重され、男女共同参画が推進される魅力あるまちを築くため、平成19年3月に「人権尊重都市宣言」、「男女共同参画都市宣言」を行い、一人一人の人権が尊重されるまちづくりを進めています。
安全・安心なまちづくりへの取り組みとして、平成24年度に自治会が設置する防犯灯の補助事業を拡大し、自治会の皆さんにスピーディーに取り組んでいただいた結果、平成27年度末までに11,053基のLED防犯灯が設置され、LED化率は約41%となりました。さらに、地域の身近な課題は総合支所で解決できるよう、平成25年4月に総合支所長の権限で道路や公園などの簡易な修繕が実施できる「地域インフラ維持・補修事業」をスタートし、平成27年度までに12,513件の修繕を行いました。
また、4大プロジェクトの一つである新斎場「いつくしみの杜」は、平成27年1月2日に業務を開始しました。
昨年4月には、地域の課題や思いをお聞きし、これまで以上に課題の早期解決に取り組むため、「地域連携課」を新たに設置し、市内37地区で「地域懇談会」を開催しています。
これからも、課題解決に向け、市民の皆さんと同じ方向を向いて考える、対話と連携のまちづくりを進めていきます。
市民の皆さんのニーズに応えるための土台作りを推進
対話連携推進室にて。市民の皆さんの声を的確に把握、施策に反映し、即答・即応する市役所づくりの推進
地域連携課にて。これまで以上に市民に寄り添う、市民の思いを施策に結びつける
より高みを目指した対話と連携によるまちづくり
広報津8月1日号では「スポーツ文化振興部編」をお届けします。
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