ロタウイルス感染症予防接種の定期接種について

登録日:2021年5月10日

 

ロタウイルス感染症

 乳幼児期(0~6歳ごろ)にかかりやすく、感染すると2~4日の潜伏期間(感染から発病までの期間)のあと、突然の激しい嘔吐と、白っぽい水のような下痢を繰り返すのが特徴的で、発熱を伴うこともあります。

 ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に侵入した場合にも感染するため、乳幼児のうちにほとんどの子どもが感染します。多くは特に治療を行わなくても自然に1週間程度で回復しますが、脱水症状が強い場合や合併症を併発した場合には、輸液や入院が必要となることがあります。

 そのため、ロタウイルス感染症予防接種を受け、感染予防・重症化予防をすることが大切です。

 

 

ロタウイルス感染症予防接種

 ロタウイルス感染症予防接種には2種類のワクチンがあります。どちらのワクチンを接種しても同様の効果がありますが、1回目に接種したワクチンと同じもので規定の回数を接種する必要があります。

 

定期接種対象者

 接種当日に津市に住民登録がある人で、次のうちどちらか

ワクチンの種類

1価ワクチン

(ロタリックス)

5価ワクチン

(ロタテック)

接種年齢

 出生6週0日後から24週0日後まで

出生6週0日後から32週0日後まで

接種間隔・回数

27日以上の間隔をおいて2回接種

27日以上の間隔をおいて3回接種
接種方法

口から飲ませる経口接種

 

注1:以下の場合は接種を受けることができません。

  • 過去にロタウイルスワクチンを接種した際に、過敏症やそれを疑う症状があった。
  • 先天性消化管障害を有する。(手術により治療が完了している場合は接種可能な場合もあるため、医師に相談してください。)
  • 腸重積の既往がある。
  • 重症複合型免疫不全を有する。

 

注2:以下のような場合は、接種を控えたほうが良い場合があるため、医師に相談してください。

  • 心臓、肝臓、血液疾患を有する、免疫機能に異常がある場合
  • いまだ診断されていなくても、感染症を繰り返しているなど、免疫不全の可能性がある場合や、免疫抑制剤やステロイドを来たす治療を受けている場合
  • 近親者に先天性免疫不全症の人がいる場合
  • 母親が妊娠中や授乳中に免疫機能を抑制する薬(免疫抑制剤、膠原病、リウマチの治療薬など)の投与を受けた場合

 

注3:初回接種は、出生14週6日後までに完了させることが望ましいとされています。それ以降になる場合は、かかりつけ医と相談してください。

 

注4:「出生○週●日後」の数え方は、出生日の翌日を出生1日後として算出します。

例)出生6週0日後:生まれてから6回目の生まれた日と同じ曜日

  出生14週6日後:生まれてから15回目の生まれた日と同じ曜日の1日前

 

 

予防接種を受けた後の注意点

  • 予防接種後、高熱やけいれんなど異常な症状がみられた場合や、腸重積症と思われる症状(突然はげしく泣く、機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す、嘔吐する、血便が出る、ぐったりして顔色が悪い)が見られた場合は、速やかに受診してください。
  • 予防接種後1週間程度は、ワクチンウイルスが便中に排泄されます。周囲の人が感染し、胃腸炎を発症する可能性は低いことが確認されていますが、おむつ交換後などはせっけんで十分な手洗いをしましょう。

 

詳しくは、健康づくり課または各保健センターへお問い合わせください。

 

 

 ロタウイルスに関する情報

厚生労働省/ロタウイルスに関するQ&A(外部リンク)

厚生労働省/ロタウイルスワクチンに関するQ&A(外部リンク)

厚生労働省/ロタウイルスワクチンQ&A(2020年8月出生の方についての注意事項)(外部リンク)

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