このページは、音声読み上げソフトウェアに対応するため、語句のなかで一部ひらがなを使用しています。
折り込み紙2
未来に引き継ぐ下水道 ボリューム10
令和2年11月1日発行
経営企画課 電話番号237-5801 ファクス237-5819
津市の下水道事業をもっと知っていただくために、下水道事業の現状・課題・経営状況をシリーズでお伝えしています。今回は公共下水道事業会計の令和元年度決算状況を見ていきます。
収益的収支とは、その年度の汚水処理などに必要な費用と収益(主に下水道使用料)のことです。
資本的収支とは、下水道を将来にわたって継続するために必要な施設の整備や拡充などに係る支出と、それを行うための財源となる収入(補助金や借入金)のことです。
金額はすべて税抜きです。
収入不足分(基準外繰入金) 8億2,974万円
24億3,229万5,132円
平令和2年3月31日時点
女の子のコメント
令和元年度決算が出たんだね。下水道事業は経営が厳しいって聞いてたけど、純利益が約9億円も出ているんだね。
先生のコメント
確かに収益的収支では基準外繰入金約8億円をもらって純利益が約9億円出ているんだけど、これは全て資本的収支の不足額約24億円に充てられるんだ。
女の子のコメント
基準外繰入金ってなんだろう。
先生のコメント
下水道事業は汚れた水をきれいにする汚水処理事業と、浸水対策を行う雨水整備事業があって、汚水処理事業については、原則、使用料収入などで費用を賄うんだけど、不足分が出た場合は止むを得ず一般会計から繰入金をもらうんだ。これを基準外繰入金というんだよ。
女の子のコメント
じゃあ、基準外繰入をしているということは、みんなの税金が使われているということだよね。
先生のコメント
令和元年10月に使用料を改定したから、平成30年度と比較すると下水道使用料の収入が約2億円増えて、基準外繰入金を約3億円減らすことができたんだけど、まだ足りていない状況なんだ。
女の子のコメント
令和元年度も不足分を税金で賄う状況が続いているんだね。