9月10日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(44)「ワクチン接種の予約枠を拡大」、教育長メッセージ「緊急事態宣言延長を踏まえて」 

登録日:2021年9月10日

市長メッセージ

 

 9月9日、国は、三重県への緊急事態宣言を30日まで延長することを決定しました。

 市民の皆さま、事業者の皆さまには、三重県緊急事態措置に基づく外出自粛や営業時間の短縮などの厳しい措置にご協力いただいていることに感謝いたします。津市における感染者数は、過去最多の70人を記録した8月25日以降、着実に減少していて、今週、6日月曜日から9日木曜日までの4日間の平均感染者数は18人となりました。

 一方、9月9日時点における三重県内の病床占有率は58.1パーセントと、政府指標のステージ【4】の状態が継続し、自宅療養をされている方もいまだ2,234人にのぼり、医療提供体制のひっ迫状況が続いています。これ以上の感染拡大をなんとしても食い止めなければなりません。引き続き三重県緊急事態措置に即した感染防止対策をお願いいたします。

 なお、津市では、集会施設や文化施設、スポーツ施設など471の公共施設について、現在休止または一部休止としていますが、三重県緊急事態措置の延長に伴い9月30日まで休止または一部休止を継続いたしますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

 次に、津市におけるワクチン接種についてお伝えいたします。

 7月から8月にかけて、国からのワクチン供給の見通しが不透明となり、接種ペースを加速化することができない状況が続きましたが、安定供給の見通しが立った8月18日以降、接種枠を増枠するための協議を進めてまいりました。

 その結果、病院やクリニックでの個別接種については、週に約1万2,000回から1万3,000回へと1,000回程度接種枠を追加することができました。

 9月9日現在、9月中に接種を予約できる医療機関が12施設、10月中の接種を予約できる医療機関が72施設ございます。このうち、かかりつけ患者以外の方も接種できる施設が30、16歳未満の方も予約できる施設が30ございます。津市ホームページに最新の情報を掲載していて、医療機関ごとの予約方法や予約受付時間などをお知らせしています。

 個別接種については、曜日や時間が合わないので予約ができていないという方もいらっしゃいます。そこで、医療従事者の皆さまのご協力により、集団接種の予約枠を追加することとなりました。四つの会場で9月中旬以降、早期に接種できる7,393人分について、本日、10日以降来週にかけて順次予約受付を開始いたします。

 まず、三重中央医療センターに1,375人分の予約枠を設け、1回目の接種を9月18日(土曜日)、19日(日曜日)、25日(土曜日)に、2回目の接種をそれぞれ3週間後に行います。小・中・高校生の優先予約を本日10日(金曜日)正午から11日(土曜日)午後6時まで受け付けます。さらに予約枠にゆとりがある場合、12日(日曜日)8時30分からすべての世代の方の予約も受け付けをいたします。

 使用するワクチンはファイザー社製です。インターネットの津市接種予約サイトか津市コールセンター(電話0570-059567)からお申し込みください。

 次に、10月から津センターパレスと久居インターガーデンの集団接種会場で、土曜日の夜に接種枠を1,818人分追加いたします。若い世代の方々もお越しいただきやすいよう、午後9時まで時間を延長いたします。1回目の接種10月2日、9日、16日と2回目の接種10月23日、30日、11月6日これらををセットでご予約いただけます。9月14日(火曜日)午前8時30分からインターネットの津市接種予約サイトと津市コールセンターで受け付けを開始いたします。使用するワクチンはファイザー社製です。

 また、三重県によるモデルナ社製ワクチンを使用した大規模集団接種も4,200人分実施されます。ボートレース津のツッキードームを会場に、1回目接種が9月25日から10月10日までの土曜日と日曜日に、2回目接種がそれぞれ4週間後に行われ、1日700人の接種枠があります。9月13日(月曜日)午前9時から、県外からの転居などで2回目が未接種の方や、妊婦とその同居家族の方の予約を優先的に受け付け、17日(金曜日)午前9時から一般予約の受け付けが始まります。

 この三重県大規模接種会場の予約は、三重県の予約サイトか、みえ新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン(電話059-224-2825)からお願いします。

 なお、すでに津市の集団接種を予約済の方で、遅めの日程となっている場合は、三重県の接種に変更することで、接種時期を前倒しすることも可能です。その場合は、元の予約の取り消しを忘れずに行っていただきますようお願いいたします。

 津市における12歳以上の方のワクチン接種状況は、9月10日時点で1回目接種率62.2パーセント、2回目接種率49.6パーセントとなり、ほぼ半数の方の接種が終わりました。引き続き、接種を希望される市民全員の早期接種完了に向けて努力してまいります。

 

 津市長 前葉 泰幸


 

教育長メッセージ

  

 令和3年9月9日、三重県に発令されていた「緊急事態宣言」が延長されることとなったことを受け、本市におきましては、これまで行ってきた対応を継続し、9月13日以降も午前中授業を行い給食後に下校し、午後からは、タブレット端末を活用した家庭学習を行い、感染症対策をする中で、しっかりと学習保障を行ってまいります。

 これまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えた中で、津市立小・中・義務教育学校においては、9月1日より新学期をスタートし、すべての学校・園において新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえで学校での教育活動を再開いたしました。

 9月1日から10日までを健康管理徹底期間とし、児童生徒の健康状態の把握を丁寧に行うとともに、子どもたち同士の接触のリスクを低減させるため、午前中授業を行い給食後に下校し、午後からは、タブレット端末を活用した家庭学習に取り組んでいます。自宅にインターネット環境がない場合、および放課後児童クラブを利用している児童生徒については、午後からも学校で一定の時間までタブレット端末を活用した学習等を行っています。午後の学習については、Web会議システムなどを活用し、教員が児童生徒の家庭学習の状況を確認しながら進めています。

 津市立幼稚園においても、9月1日から10日までの間、昼食後、降園とし、学校と同様の感染拡大防止措置を講じた教育活動を行っていて、9月13日以降も、引き続き、午前中教育活動を行い、昼食後に降園したします。

 新型コロナウイルス感染症対策については、これまでも国の衛生管理マニュアルに基づき、登校時の検温結果の確認および健康状態の把握を校舎または教室に入る前に行っています。感染リスクの高い環境、いわゆる「3密」と「大声」に注意するとともに、学校において、濃厚接触者となる場面を作らないよう全力で取り組んでいます。本年度は9月6日までに118人の児童生徒の陽性が判明していますが、学校を起因とした感染者は発生していません。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止については、学校と家庭との連携が大変大切であります。各学校・園の取り組みに対し、ご理解とご協力をいただいていますこと、心より感謝申し上げます。新型コロナウイルス感染症につきましては、外からウイルスを学校内に持ち込まないようにすることが、学校における感染拡大を防ぐためには極めて重要であると考えます。各ご家庭におかれましては、引き続き、お子さまやご家族の方の毎朝の検温および風邪症状の確認を行っていただくとともに、発熱や倦怠感、のどの違和感などの風邪症状があり、普段と体調が少しでも異なる場合には、お子さまを登校・登園させていただかないようお願い致します。

 同居の家族などについても、検査を受ける場合や濃厚接触者として保健所より自宅待機の指示を受けた場合は、必ず学校・園に連絡し、検査を受ける場合は検査結果が分かるまで、自宅待機の場合は、その方の自宅待機の期間が終了するまで、お子さまも自宅待機をしていただきますよう改めてお願いします。

 私は、これまで津市内の学校が1年半以上にわたって継続してきた感染防止に向けた地道な取り組みに手応えを感じていますし、さらに新学期がスタートしてから、これまでの間、ご家庭のご理解とご協力のもと、各学校において、教職員と子どもたちが新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、一丸となって取り組みを進めていることを実感しています。例えば、1年前は、なかなか落ち着かなかった学級の子どもたちが、食器と箸が触れるカチカチという音だけが響く中、黙食をしている姿や自宅でタブレット端末を使って学校にいる担任と双方向でのやりとりをする子どもたちの姿に、たくましさを感じるとともに、それらは全力で子どもたちを守ろうとしている周囲の大人たちの思いや真剣さが伝わっての行動であると感じています。

 新学期からの対応につきましては、さまざまなご意見があるかと思いますが、すべての子どもたちの居場所を確保し、命と健康を守るため、今一度、皆さまのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

津市教育委員会教育長 森 昌彦

市長の部屋

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