「広報津」第425号(音声読み上げ)表紙、令和4年度 決算

登録日:2023年10月16日

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表紙

広報津 令和5年10月16日 第425号

日常から離れ、リフレッシュ

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令和4年度 決算

令和5年第3回市議会定例会で、令和4年度一般会計と特別会計、企業会計の決算が認定されました。一般会計の決算の概要をお知らせします。なお、文章の数字は、金額を1万円未満で、比率を小数点第2位で四捨五入などしてあります。

一般会計

一般会計の予算額1,227億5,390万円に対して、歳入決算額(実際に市に入ってきたお金)は、1,177億302万円、また、歳出決算額(使ったお金)は、1,167億3,179万円となりました。

歳入決算額から歳出決算額を差し引くと、9億7,123万円となり、このうち令和5年度へ繰り越した事業の財源となる2億5,548万円を除いた実質的な収支差引は、7億1,575万円となりました。

歳入

歳入の主な状況を見てみると、市民税や固定資産税などの市税収入が、419億8,130万円(全体の35.7パーセント)、また、国・県から補助金などとして交付される国庫支出金・県支出金が、310億7,497万円(26.5パーセント)、市町村の財政力に応じて交付される地方交付税が、205億2,702万円(17.4パーセント)となっています。

また、自主財源は、506億7,186万円(43.1パーセント)で、市税収入や使用料・手数料が主なものです。一方、依存財源は、670億3,116万円(56.9パーセント)で、地方交付税や国・県からの支出金、市債が主なものです。

令和4年度 歳入決算財源構成状況

歳入決算額 1,177億302万円

うち、自主財源が506億7,186万円で構成比43.1パーセント、依存財源が670億3,116万円で構成比56.9パーセントです。

自主財源の内訳

構成比は、歳入決算額1,177億302万円に対する割合です。

  • 市税 419億8,130万円 構成比35.7パーセント
  • 分担金及び負担金 5億8,661万円 構成比0.5パーセント
  • 使用料及び手数料 18億1,605万円 構成比1.5パーセント
  • 財産収入 4億3,664万円 構成比0.4パーセント
  • 寄附金 2億3,834万円 構成比0.2パーセント
  • 繰入金 15億7,338万円 構成比1.3パーセント
  • 繰越金 31億1,836万円 構成比2.7パーセント
  • 諸収入 9億2,118万円 構成比0.8パーセント

市税の内訳は次の通りです。
構成比は、市税の決算額419億8,130万円に対する割合です。

  • 個人市民税 161億5,789万円 構成比38.5パーセント
  • 法人市民税 28億1,332万円 構成比6.7パーセント
  • 固定資産税 180億3,696万円 構成比43.0パーセント
  • 市たばこ税 17億8,540万円 構成比4.2パーセント
  • 都市計画税 22億2,368万円 構成比5.3パーセント
  • その他 9億6,405万円 構成比2.3パーセント
依存財源の内訳

構成比は、歳入決算額1,177億302万円に対する割合です。

  • 地方譲与税 10億9,354万円 構成比0.9パーセント
  • 利子割交付金 1,821万円 構成比0.0パーセント
  • 配当割交付金 2億7,737万円 構成比0.2パーセント
  • 株式等譲渡所得割交付金 2億35万円 構成比0.2パーセント
  • 法人事業税交付金 7億7,851万円 構成比0.7パーセント
  • 地方消費税交付金 70億7,234万円 構成比6.0パーセント
  • ゴルフ場利用税交付金 2億9,308万円 構成比0.2パーセント
  • 自動車取得税交付金 187万円 構成比0.0パーセント
  • 環境性能割交付金 1億4,048万円 構成比0.1パーセント
  • 国有提供施設等所在市町村助成交付金 4,401万円 構成比0.0パーセント
  • 地方特例交付金 3億2,139万円 構成比0.3パーセント
  • 地方交付税 205億2,702万円 構成比17.4パーセント
  • 交通安全対策特別交付金 3,172万円 構成比0.0パーセント
  • 国庫支出金 228億8,659万円 構成比19.5パーセント
  • 県支出金 81億8,838万円 構成比7.0パーセント
  • 市債 51億5,630万円 構成比4.4パーセント

歳出

歳出決算額について、性質別と目的別に主な状況をお知らせします。歳出のうち、支出が義務付けられ、任意に削減できない義務的経費は、627億2,197万円(全体の53.7パーセント)となっています。義務的経費には職員の給与などの人件費、社会保障関係経費などの扶助費、市債の元利償還の公債費が含まれます。

道路、公園、学校施設の整備など、支出の効果が長期にわたる投資的経費は、90億5,365万円(7.8パーセント)となっています。

義務的経費と投資的経費を除いたその他の経費は、449億5,617万円(38.5パーセント)で、消費的性質を持つ物件費や補助費等が主なものです。

令和4年度 歳出性質別決算状況

歳出決算額 1,167億3,179万円

うち、義務的経費が627億2,197万円で構成比53.7パーセント、その他の経費が449億5,617万円で構成比38.5パーセント、投資的経費が90億5,365万円で構成比7.8パーセントです。

義務的経費の内訳

内訳の構成比は、歳出決算額1,167億3,179万円に対する割合です。

  • 人件費 227億1,314万円 構成比19.4パーセント
  • 扶助費 283億5,552万円 構成比24.3パーセント
  • 公債費 116億5,331万円 構成比10.0パーセント
その他の経費の内訳

内訳の構成比は、歳出決算額1,167億3,179万円に対する割合です。

  • 物件費 187億562万円 構成比16.0パーセント
  • 維持補修費 6億7,969万円 構成比0.6パーセント
  • 補助費等 127億3,273万円 構成比10.9パーセント
  • 積立金 17億1,894万円 構成比1.5パーセント
  • 投資及び出資金・貸付金 2億3,120万円 構成比0.2パーセント
  • 繰出金 108億8,799万円 構成比9.3パーセント
投資的経費の内訳

内訳の構成比は、歳出決算額1,167億3,179万円に対する割合です。

  • 普通建設事業費 90億4,074万円 構成比7.8パーセント
    普通建設事業費の内訳 補助事業費 44億8,453万円 構成比3.9パーセント、単独事業費等 45億5,621万円 構成比3.9パーセント
  • 災害復旧事業費 1,291万円 構成比0.0パーセント
都市計画税をこのように活用しました

都市計画税は、公園・下水道整備、土地区画整理事業などの都市計画事業、それらの事業を行うために過去に発行した市債の償還に使う目的税で、令和4年度の決算額は、22億2,368万円でした。

使途の内訳は、公債費として20億272万円(90.1パーセント)、都市計画事業として2億2,096万円(9.9パーセント)を充当しました。

都市計画事業 街路事業
  • 決算額 2億1,667万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 387万円
    うち、都市計画税充当額 258万円
都市計画事業 公園事業
  • 決算額 3億1,424万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 2,154万円
    うち、都市計画税充当額 1,439万円
都市計画事業 下水道事業
  • 決算額 2億6,349万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 2億6,349万円
    うち、都市計画税充当額 1億7,604万円
都市計画事業 津駅前北部土地区画整理事業
  • 決算額 4,184万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 4,183万円
    うち、都市計画税充当額 2,795万円
公債費 一般会計
  • 決算額 8,025万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 8,025万円
    うち、都市計画税充当額 5,361万円
公債費 下水道事業会計
  • 決算額 27億7,205万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 27億7,205万円
    うち、都市計画税充当額 18億5,198万円
公債費 土地区画整理事業特別会計
  • 決算額 1億4,538万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 1億4,538万円
    うち、都市計画税充当額 9,713万円
合計
  • 決算額 38億3,392万円
  • 一般財源(都市計画税充当可能額) 33億2,841万円
    うち、都市計画税充当額 22億2,368万円
令和4年度 歳出目的別決算状況

構成比は、歳出決算額1,167億3,179万円に対する割合です。

  • 議会費 5億4,503万円 構成比0.5パーセント
  • 総務費 136億6,975万円 構成比11.7パーセント
  • 民生費 463億2,141万円 構成比39.7パーセント
  • 衛生費 119億8,104万円 構成比10.3パーセント
  • 労働費 5,199万円 構成比0.0パーセント
  • 農林水産業費 24億6,182万円 構成比2.1パーセント
  • 商工費 22億5,410万円 構成比1.9パーセント
  • 土木費 137億9,196万円 構成比11.8パーセント
  • 消防費 40億2,557万円 構成比3.5パーセント
  • 教育費 99億6,712万円 構成比8.5パーセント
  • 災害復旧費 870万円 構成比0.0パーセント
  • 公債費 116億5,330万円 構成比10.0パーセント
主な事業の決算額
議会費

市議会の運営などに使う経費

  • 議会運営事業 2,405万円
総務費

庁舎などの施設維持管理、市民活動、スポーツ・文化の振興、防災対策などに使う経費

  • コミュニティ施設管理運営事業 9億823万円
  • 情報関連整備運用事業 8億8,857万円
  • 庁舎等維持管理事業 5億1,370万円
  • 戸籍住民記録事業 2億7,970万円
  • 市民活動推進事業 1億963万円
  • スポーツ振興事業 9,433万円
  • 防災対策事業 6,713万円
民生費

生活保護費や児童手当の支給、保育施設の運営、各種福祉事業などに使う経費

  • 障害者総合支援法関係事業 72億7,386万円
  • 保育所、認定こども園管理運営事業 63億6,317万円
  • 生活保護費支給事業 48億1,348万円
  • 児童手当等給付事業 45億2,592万円
  • 介護保険事業 44億3,531万円
  • 後期高齢者医療事業 36億6,829万円
  • 国民健康保険事業 19億249万円
衛生費

保健衛生、ワクチン接種、ごみ対策、環境対策などに使う経費

  • 予防衛生事業 25億8,796万円
  • ごみ処理施設管理運営事業 23億659万円
  • ごみ収集事業 18億4,648万円
  • 健康診査事業 6億198万円
労働費

勤労者の支援などに使う経費

  • 労働者対策事業 4,554万円
農林水産業費

農林水産業の振興、整備などに使う経費

  • 農業振興支援事業 3億8,280万円
  • 県営等土地改良事業 2億4,974万円
  • 森林環境譲与税事業 1億3,780万円
商工費

商工業の育成や支援、観光事業などに使う経費

  • 観光施設維持管理事業 7億3,238万円
  • 中小企業・小規模事業者支援事業 6億7,203万円
  • 企業立地奨励金事業 2億6,945万円
土木費

道路や公園、河川の維持や整備、コミュニティバス運行などに使う経費

  • 道路維持事業 15億589万円
  • 道路新設改良事業 12億1,899万円
  • 公園整備事業 9億9,691万円
  • 橋りょう維持事業 6億7,862万円
  • 街路整備関係事業 5億966万円
  • 交通政策関係事業 2億2,619万円
  • 排水施設維持管理事業 2億1,552万円
消防費

消防・救急業務、消防団運営、消防車両の購入などに使う経費

  • 消防施設維持管理事業 2億9,770万円
  • 団運営事業 2億4,263万円
  • 救急救助事業 4,910万円
  • 消防車両購入事業 2,610万円
教育費

小中学校、幼稚園、社会教育、短期大学などに使う経費

  • 小中学校、幼稚園施設維持補修事業 10億4,522万円
  • 放課後児童健全育成事業 10億1,832万円
  • 小中学校、幼稚園管理運営事業 9億6,523万円
  • 小中学校、幼稚園教育指導活動支援事業 2億8,795万円
  • 公民館管理運営事業 2億5,776万円
  • 短期大学施設維持補修事業 2億2,410万円
災害復旧費

道路や河川などの災害復旧に使う経費

  • 河川・道路橋りょう災害復旧事業 766万円
  • 農地・農業用施設災害復旧事業 104万円
公債費

長期借入金の返済に充てる経費

  • 償還元金・利子 116億5,330万円

健全化判断比率および資金不足比率、津市の台所事情

地方公共団体の財政状況や経営状況が健全な状態であるかをチェックするため、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく指標を算定・公表しています。

 

4つの指標から構成される「健全化判断比率」は自治体の財政状況を、「資金不足比率」は公営企業の経営状況を、それぞれ健全なものかどうか判断する指標です。

健全化判断比率には、市の財政状況が悪化して危なくなったときに警告する早期健全化基準(イエローカード)と、さらに悪化して自分では財政状況の立て直しができなくなったときに、国や県の管理のもと財政再建に取り組むことになる財政再生基準(レッドカード)があり、これらの基準で財政状況が健全かどうかを判断します。また、資金不足比率には、経営状況が健全かどうかを判断する経営健全化基準があります。

健全化判断比率
実質赤字比率

一般会計、共同汚水処理施設事業特別会計、土地区画整理事業特別会計、住宅新築資金等貸付事業特別会計の4つを普通会計といい、その収支額が赤字になった場合、自治体の標準的な収入に対して赤字額がどの程度の割合かを示す指標

連結実質赤字比率

自治体全体の収支額が赤字になった場合、その自治体の標準的な収入に対して赤字額がどの程度の割合かを示す指標

実質公債費比率

普通会計が負担する市債の元利償還金など(借入金の返済)が、その自治体の標準的な収入に対してどの程度の割合かを示す指標

将来負担比率

市債や数年間にわたる契約で約束された支払いなど、将来支払わなければならない負債がその自治体の標準的な収入に対してどの程度の割合かを示す指標

資金不足比率

7つの公営企業会計ごとに算出した資金の不足額が事業の規模に占める比率

令和4年度の健全化判断比率・資金不足比率の状況

健全化判断比率や資金不足比率から見た令和4年度における津市の財政状況と各公営企業の経営状況は、全ての指標において基準値を下回っており、健全な状態といえます。

健全化判断比率
実質赤字比率
  • 財政再生基準(レッドカード) 20パーセント
  • 早期健全化基準(イエローカード) 11.25パーセント
  • 津市の比率 実質黒字のため該当なし
連結実質赤字比率
  • 財政再生基準(レッドカード) 30パーセント
  • 早期健全化基準(イエローカード) 16.25パーセント
  • 津市の比率 実質黒字のため該当なし
実質公債費比率
  • 財政再生基準(レッドカード) 35パーセント
  • 早期健全化基準(イエローカード) 25パーセント
  • 津市の比率 4.9パーセント
将来負担比率
  • 財政再生基準(レッドカード) なし
  • 早期健全化基準(イエローカード) 350パーセント
  • 津市の比率 32.1パーセント
資金不足比率
  • 経営健全化基準 20パーセント
    なお、モーターボート競走事業会計は0パーセント
  • 津市の比率 各公営企業とも資金不足なし

近年の健全化判断比率の推移

令和4年度については、実質公債費比率は市債の元金償還額が増加および標準財政規模が減少したことで上昇し、将来負担比率は、合併特例債などの償還が進んだことによる市債残高の減少や、市債の償還に充当可能な基金の残高等が増加したことなどによって令和3年度と比べ低下しています。

実質公債費比率の推移
  • 平成29年度 5.0パーセント
  • 平成30年度 4.7パーセント
  • 令和元年度 4.7パーセント
  • 令和2年度 4.9パーセント
  • 令和3年度 4.7パーセント
  • 令和4年度 4.9パーセント
将来負担比率の推移
  • 平成29年度 45.5パーセント
  • 平成30年度 44.3パーセント
  • 令和元年度 49.8パーセント
  • 令和2年度 47.1パーセント
  • 令和3年度 35.7パーセント
  • 令和4年度 32.1パーセント
市債年度末残高の推移(普通会計ベース)
  • 平成29年度 臨時財政対策債等522億円 合併特例債379億円 その他200億円 合計1,101億円
  • 平成30年度 臨時財政対策債等528億円 合併特例債375億円 その他190億円 合計1,093億円
  • 令和元年度 臨時財政対策債等519億円 合併特例債424億円 その他184億円 合計1,127億円
  • 令和2年度 臨時財政対策債等510億円 合併特例債410億円 その他193億円 合計1,113億円
  • 令和3年度 臨時財政対策債等518億円 合併特例債376億円 その他191億円 合計1,085億円
  • 令和4年度 臨時財政対策債等485億円 合併特例債337億円 その他199億円 合計1,021億円
財政調整基金年度末残高の推移
  • 平成29年度 131億3千万円
  • 平成30年度 109億3千万円
  • 令和元年度 86億6千万円
  • 令和2年度 88億円
  • 令和3年度 100億4千万円
  • 令和4年度 114億8千万円

ホームページ

詳しくは津市ホームページをご覧ください。

ホームページは、津市 財政状況、で検索してください。

問い合わせ

財政課 電話番号229-3124 ファクス229-3330


 

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