「広報津」第436号(音声読み上げ)教育方針から 直面する課題の解決に向けて自ら考える力を育む教育を目指して

登録日:2024年4月1日

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教育方針から 直面する課題の解決に向けて自ら考える力を育む教育を目指して

令和6年度は津市教育大綱が新しくなるとともに、教育振興ビジョン後期計画が2年目を迎えます。子どもたちのウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態にあること)の向上を中心に据え、そこにつながる教職員、保護者、地域の人々のウェルビーイングの向上にも努めていくとともに、子どもたちの多様な状況に応じた学習者主体の学び、多様な他者との協働した学びの実現に向けた改善に努めます。
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学校教育・幼児教育の充実

教育振興ビジョン後期計画の重点施策

  • 「乳幼児期から小学校への連続した学び」については、幼児教育と小学校教育に携わる者の語り合いを大切にした「津市架け橋プログラム」の取り組みを市内全ての小学校区で推進します。
  • 小中一貫教育の取り組みの一層の充実を図るなど、子どもたちと関わる大人が連携・協働し、0歳から18歳の学びの連続性・一貫性を見通した取り組みを持続的・発展的に推進します。
  • 「学校と地域が一体となって進める教育」については、学校運営協議会と地域学校協働本部が両輪となって進められるよう、取り組み事例の発信や、地域コーディネーターの役割への理解と協力を求めるなど、地域の人々が学校運営に参画し、一体となって子どもたちを育むことに幸せを感じることができる体制づくりを進めます。
  • 「津市ギガスクール構想の実現」については、タブレット端末や大型テレビ等のICT機器とデジタル教材等を効果的に活用し、学習者主体の授業づくりを進めます。
  • 教職経験年数に応じた研修等の実施や、ICTサポーターがニーズに応じた対応を行うなど、学校や教職員を支える環境の充実を図ります。
  • タブレット端末の更新準備を計画的に進めます。

持続可能な社会の創り手に求められる確かな学力

  • 生きて働く知識・技能の習得や、未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成、学びに向かう力、人間性の涵養を図り、持続可能な社会の創り手となる子どもたちに求められる確かな学力を育むため、一人一人に応じた学びや協働的な学びの充実を図ります。
  • 子どもたちが達成感を得られる授業や一人一人の良さを生かしながら、より深い学びを生み出す取り組みの研究成果を広く発信します。

特別支援教育の充実

  • 「津市版特別支援教育ハンドブック(改訂版)」等を活用し、ユニバーサルデザインの視点を生かした授業づくりや、学校サポーター・特別支援教育支援員等の活用および関係機関等との連携による適切な指導と支援を行います。
  • 特別支援教育指導者育成研修等を充実させ、全ての教員が特別支援教育の視点を持った対応ができるよう指導力や対応力の向上を図ります。

人権教育の推進・外国につながる子どもへの教育

  • 子どもたち一人一人の人権意識を高め、全ての子どもたちが安心して過ごせる園・学校となるよう、人権教育カリキュラムに基づいた取り組みを進めます。
  • 初期日本語教室「きずな」「移動きずな」のさらなる充実を図るとともに、初期の日本語学習を終えた子どもたちが、日本語での一斉授業で効果的に学ぶことができる指導方法の実践研究を進めます。
  • 就学前の外国につながる幼児が戸惑うことなく小学校生活に早期に対応できるよう、就学前日本語教室「つむぎ」での取り組みの充実を図ります。

不登校児童生徒、いじめ等の課題への対応

  • 学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立することを目指していけるよう、教育支援センター(ほほえみ教室・ふれあい教室)を中心に、三重大学・津市子ども教育センターをはじめとする関係機関等と連携し、児童生徒一人一人の状況に応じた多様な学びの場の確保に努めます。
  • いじめ・虐待・ヤングケアラー等の課題については、関係機関との連携の下、スクールカウンセラー等、多様な専門的職種との連携によるチームでの対応により、課題改善に向けた取り組みの充実を図ります。

水泳授業の継続

  • 老朽化のため自校プールの使用が困難な小学校について、民間・公用プールを活用した水泳指導や、学校プールの共用化等を図ることで、子どもたちが水泳授業を受ける機会を確保します。

教員が子どもたちと向き合う時間の確保

  • 新たに教職員の繁忙期である各学期始めと終わりに、短縮日課とする期間を設けるなどの取り組みを進めます。
  • 働き方改革について、保護者や地域への一層の理解と協力を求め、教職員が子どもたちと向き合うことに幸せを感じられるよう、ニーズに応じた研修の充実や人的支援の拡充に努めます。
  • 休日における部活動の地域連携・地域移行等を見据え、部活動指導員の拡充や地域の指導者による指導、スポーツ・文化芸術団体等との連携など、子どもたちがスポーツ等に継続的に親しみ、教員の負担軽減につながる取り組みを進めます。

教員不足の課題への取り組み

  • 近隣大学と連携し、教員という仕事の魅力を発信するほか、多くの人に学校で働くことへの関心を持っていただけるよう取り組みを進めます。

学校施設の長寿命化改修・改修特別推進事業

  • 育生小学校・片田小学校・明合小学校・橋北中学校・白山中学校の5校の工事を実施するとともに、栗真小学校・豊が丘小学校・桃園小学校・千里ヶ丘小学校・東観中学校の5校の設計を行います。
  • 雨漏りや屋内運動場の床の損傷などの改修については、子どもたちの安全で快適な学習環境を確保し、さらなる充実を図れるよう、ボートレース事業の収益金を活用した学校施設整備基金を創設し、新たに学校施設改修特別推進事業として進めます。

安全安心な学校給食の提供

  • 一志学校給食センターの長寿命化改修工事を実施し、成美小学校の厨房設備を更新します。
  • 物価高騰の影響による保護者の給食費負担増を抑制するための支援を継続します。

児童の放課後等の安全安心な居場所づくり

  • 誠之放課後児童クラブの2つ目の施設の新築と旧白塚幼稚園舎を活用した白塚地区放課後児童クラブ専用施設の整備を行うとともに、修成地区放課後児童クラブ、高茶屋地区放課後児童クラブの施設整備に向け実施設計を行います。
  • 放課後児童クラブに対し、引き続き運営や支援員確保のための支援を行い、クラブの充実に向けた取り組みを進めます。

公民館講座の充実・公民館施設の整備

  • 自らの向上や地域や社会への貢献の意欲を持ち、地域社会の担い手となるような人材育成を進めるなど、魅力ある公民館運営を進めます。
  • 高茶屋地区の公共施設の再編に伴い、高茶屋保育園跡地を活用した南郊公民館等複合施設の整備に係る設計に着手します。
  • 久居公民館の放送設備改修工事を進めるほか、公民館施設の老朽化に伴った修繕等による適正な維持管理に努めます。

読書活動の推進・図書館の利用促進

  • さまざまな年代に読書の大切さを伝えるとともに、学校やボランティア団体と連携し、特に読書離れが進む中学生・高校生世代が興味・関心を持てる資料の提供を通じて、読書活動を推進します。
  • 居心地の良い空間づくりや急速に進むデジタル化への対応など、新しい図書館の在り方について研究を深め、利用環境の充実に努めます。

歴史的資源の保存・活用

  • 指定文化財や登録文化財としての保護や修理、伝統文化の継承への支援を行い、市内に残るさまざまな歴史的資源の保存と活用を図ります。
  • 津城跡現地での見学会・散策会の開催や関連する講演会を実施するとともに、子どもたちへの意識啓発にも努めるなど、歴史資料や調査結果などの多様な情報を提供し、市民の声に耳を傾けながら、津城跡の整備の方向性を検討する協議を進めます。
  • 市内の資料館や公共施設を活用し、文化財や収蔵資料の展示公開を行い、郷土の歴史の再発見・再認識につながる機会の提供に努めます。

問い合わせ

教育総務課 電話番号229-3292 ファクス229-3332


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