あけぼの 平成24年2月16日発行(音声読み上げ) 子ども人権フォーラムで育つ子どもたち

登録日:2016年2月25日

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子ども人権フォーラムで育つ子どもたち

 未来の津市を創っていく小・中学校の子どもたちは、学校の授業をはじめ人権サークルや人権フェスティバルなどで人権について話し合ったり、自分の思いをさまざまな方法で発表したりしています。その機会のひとつが、小・中学生が集まって行う「子ども人権フォーラム」です。
 子ども人権フォーラムは、「人権に関わるテーマのもと、子どもたちが意見交流する場」として位置付けられ、異年齢の子どもたちが人権についての学習を基礎とした考えや体験からの気付きなどを発表し、人権尊重の思いを共有化しています。合併後は、年に1回、市内から小・中学生(各学校の代表者)が集まり、各分科会で意見交流が行われていましたが、昨年度から、地域の特色を生かし、多様な形態で実施しようと20中学校区それぞれで開催するようにスタイルを変え、現在に至っています。
 子ども人権フォーラムでは、自分たちが学んできたことを発表するだけではなく、どのような気持ちで学習活動をしてきたのか、これからどのような気持ちで取り組もうと考えているのか伝える子どもたちがいます。また、同年齢・異年齢の子どもたちが共に行動することで、お互いに人権を通してつながっていくことを実感し、そのことを素晴らしいと受け止める子どもたちが出てきています。意見交流の中で、自分のこれからの取り組みの方向性を見い出す子どもたちの様子も見られます。そして、子ども人権フォーラムなどで育った子どもたちが、青年になっても異年齢のつながりを持ちながら人権について取り組み続けている事実が津市にあります。
 今回の「あけぼの」では、中学校区の子ども人権フォーラムについて紹介します。次代を担う子どもたちの人権学習の一端をお知りいただければと思います。
 

津市人権問題講演会(久居会場)を開催しました

 10月29日土曜日、久居総合福祉会館で「心、ふれあい、市民のつどい」を開催しました。
 第1部では、久居高校の人権サークル「ピース久居」の生徒が発表を行いました。
 「外国の人々が直面している諸問題」を取り上げた人権ミュージカルを制作し、人権集会で発表した時の様子を映像で紹介しました。 
 理不尽な差別や偏見を受けても生まれた国に自信と誇りを持ち強く生きる主人公を演じた生徒は、「主人公になりきることができるのかと焦りと不安があったけれども、多くの人の協力や理解、励ましが自分の力となり、無事に公演することができた。」と喜びを語りました。そして、人権の大切さを伝えられたことに達成感があったと発表しました。
 第2部では女優でエッセイストの星野知子さんを迎え「世界を旅して-あたりまえの幸せを-」と題した講演会を行いました。
 星野さんは、アマゾンやチベット、クロアチアなどで暮らす人々の様子を写真で紹介しながら、危険な状況の中で一日一日を生きていくのに精一杯であっても、明るく生き抜く姿に人間本来のたくましさを感じたことや、異なる文化や歴史を理解し、あるがままを受けとめることが人権を考える上で大切なことだと話されました。
 


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