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折り込み紙3
未来に引き継ぐ下水道 ボリューム22
令和6年5月16日発行
経営企画課 電話番号237-5801 ファクス237-5819
津市の下水道事業をもっと知っていただくために、下水道事業の現状や課題、経営状況をシリーズでお伝えしています。今回は下水道事業会計の令和6年度の予算について、主な工事内容を中心に見ていきます。
その年度の下水道事業の実施に必要な収入と支出のことです。
いずれも、税込み。
下水道を将来にわたって継続するために必要な施設の整備や拡充などに係る支出と、それを行うための財源となる収入です。
いずれも、税込み。
収入の不足分は、減価償却費などで得られた資金で補います。
整備に係る費用の合計約50.2億円
先生のコメント。令和6年度の下水道事業の予算を紹介するね。今年度から市営浄化槽事業、共同汚水処理施設事業、農業集落排水事業の3事業が企業会計に加わるから、昨年度までに比べて予算規模が少し大きくなるよ。
女の子のコメント。基準外繰入金がかなり増えているね。
先生のコメント。3事業が加わることで昨年度より使用料収入が増えるけど、それにかかる維持管理費用はそれ以上になるから、その影響で一般会計からの基準外繰入金が昨年度より増えるんだ。
女の子のコメント。企業会計は独立採算が原則だけど、不足分を基準外繰入金で賄っているんだね。
補足、基準外繰入金とは。
本来、下水道使用料で賄うべき額と、下水道使用の差額で、市の税金で補っている額のことです。
例えば、下水道使用料で賄うべき額が約44.9億円であるのに対し下水道使用料が約28.2億円しかない場合、差額の約16.7億円が収入不足分(基準外繰入金)であり、これを市の税金で補っています。これにより、市の税金で賄うべき額が約39.3億円であった場合、実際に市の税金で賄われている額は、収入不足分(基準外繰入金)を加えた約56.5億円となります。
補足、終わり。
女の子のコメント。ところで汚水管や雨水管などの整備にかかる費用に約50.2億円が計上されているけど、どんな事業を計画しているのかな。
先生のコメント。次の項で、主な事業の予定を解説するね。
先生のコメント。まず、生活排水を処理するために、公共下水道の整備を行うよ。
白塚町、一身田町、一身田豊野、江戸橋二丁目、上浜町四丁目、大谷町、観音寺町、鳥居町、長岡町、渋見町、河辺町、阿漕町津興、藤方、河芸町中別保、河芸町東千里、河芸町千里ヶ丘、安濃町安濃、安濃町内多、安濃町清水、安濃町曽根、安濃町川西、安濃町太田
垂水、阿漕町津興、半田、柳山津興
白山町川口、一志地内(公共ます設置のみ)
芸濃町椋本
芸濃町雲林院
女の子のコメント。志登茂川浄化センターで処理する地域を重点的に整備しているんだよね。今年度はどこが整備されるのか私たちも知ることができるのかな。
先生のコメント。公共下水道の整備予定地域は市ホームページで確認できるよ。
女の子のコメント。そうなんだね。下水道の利用が可能になった地区から順に、みんなに早く接続してもらうことが必要だね。
先生のコメント。それから雨水を処理するための雨水事業として、主に雨水幹線やポンプ場の工事をしているよ。
先生のコメント。川よりも低い土地は雨が降ると内水氾濫が起こりやすいから、ポンプで雨水をくみ上げて排出しているんだ。津市は低地が多いからたくさんのポンプ場があって、老朽化した施設から順番に改築工事を行っているよ。今年度から桜橋ポンプ場の工事に着手するんだ。
女の子のコメント。他の場所でも雨水管の工事が行われているのかな。
先生のコメント。雨水管の整備事業については、津市下水道事業基本計画などをもとに進めているよ。
女の子のコメント。浸水の心配がない街になるといいね。
下水道が利用できるようになった日から3年以内に、排水設備工事を行っていただきますようお願いします。
工事について詳しくは、下水道工務課までお問い合わせください。
下水道工務課維持管理担当 電話番号239-1036 ファクス239-1037