風しんについて

登録日:2020年9月2日

平成30年7月下旬から関東地方を中心に風しん患者数の報告が増加し、三重県においても風しん患者の報告が続いています。
今後も風しんの流行が拡大する可能性がありますので、感染予防に努めましょう。

 

風しんとは

風しんウイルスによって起こる急性の発疹性感染症です。潜伏期間は2~3週間で主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れがあります。風しんウイルスは患者の飛まつ(唾液のしぶき)などによって他の人に感染します。

妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障などの障がいを持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。これらの障がいを先天性風しん症候群といいます。妊婦本人や家族など周囲の人も風しんを予防しましょう。

 

また、もし発疹や発熱などの症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。

受診する際には、事前に電話などで風しんの疑いがあることを医療機関に伝え、指示に従って受診しましょう。

 

 風しん予防接種について

風しんの予防のためには、風しんワクチン接種が最も有効な予防方法です。

 

予防接種法に基づく定期接種対象者【無料】

定期接種の対象者で接種がまだの場合は、早めに受けるようにしましょう。

 

第1期

1歳以上2歳未満

 

第2期

5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間にある人(幼稚園等の年長児)

 

 

注:1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日生まれまでの男性を対象に、令和4年3月31日までの期間で、風しん抗体検査・予防接種を無料で実施しています。

詳しくは、「風しん抗体検査と第5期の定期予防接種について」をご覧ください。

 

 

 定期接種対象外の人

定期接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。

これまで風しんにかかったことがない人、風しんワクチン未接種の人、風しんに対する抗体が不十分な人で、特に次に該当する人は予防接種を検討しましょう。

1. 妊婦で風しんの抗体価が低いことが明らかになった場合、その妊婦の夫・子ども・その他の同居家族 

 注:妊婦は、風しん予防接種を受けることができません。

2. 妊娠を予定している女性

 注:接種後2カ月は妊娠を避ける必要がありますのでご注意ください。

 

 

風しん抗体検査事業について

 三重県では、妊娠を希望する女性、妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者、風しん抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者を対象に、無料で受けられる風しん抗体検査事業を実施しています。(抗体検査歴、予防接種歴、罹患歴が明らかな人を除く)風しん抗体検査事業は申込期間がありますのでご注意ください。

詳しくは、「三重県/風しん抗体検査事業について(外部リンク)」をご覧ください。 

 

 

風しん予防接種の費用助成について

津市では、妊娠を予定している女性などで、風しん抗体価が低い人へ風しん予防接種の費用助成を行っています。

詳しくは、「風しん予防接種の費用助成について」をご覧ください。


 

 

参考

リーフレット「厚生労働省/妊娠を考えるなら、麻しん風しん混合ワクチンを」(外部リンク)

厚生労働省/風しんについて (外部リンク)

三重県感染症情報センター/風しん患者発生情報 (外部リンク)

国立感染症研究所/風疹Q&A (外部リンク)

 

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