4月18日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(4)緊急事態宣言が全国に拡大

登録日:2020年4月18日

 

 4月17日夜、三重県は、新型コロナウイルス感染者の県内29例目から32例目の4人の方の感染を公表しました。この方々は津市在住であり、21例目の方のご家族です。小さなお子様や高齢者を含む4人のご家族の方々が一挙に感染された事実を非常に重大な事態と受け止めています。

 21例目の方は、14例目の方と同じ職場にお勤めの方で、 4月11日に発熱し、15日に陽性が判明しました。この方のご家族で、17日に陽性が確認された29例目と30例目のお子様のうちのお1人は、津市児童発達支援センター「つぅぽっぽ」をご利用になっていましたが、4月10日を最後にご来館はなく、その後14日に発熱の症状が認められました。「つぅぽっぽ」につきましては、21例目の方が15日20時にPCR検査の結果が陽性と確認された時点で直ちに臨時休館を決定し、翌16日以降休館しております。

 今後は、県保健所の判断を待って、接触者調査の結果に基づき適切に対処してまいります。また、他のご利用者の皆様には、18日から電話相談窓口を開設し、ご相談を丁寧にお伺いしてまいります。

 また、もうお1人のお子様については、市内の私立幼稚園に在園しており、幼稚園からの連絡によると、園を利用されたのは4月3日のみであり、その後の登園はないとのことです。発熱したのが14日であることから、濃厚接触者に該当する園児等はいないと考えられます。また、県保健所から、「4月4日以降の利用がないことから、他園児等への感染の可能性は極めて低いとの確認」を得ている旨、この幼稚園から聞き及んでいます。

 さて、津市においても新型コロナウイルスの感染が拡がりつつある状況の中、4月16日、国において、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大されました。

 これにより、三重県知事が特別措置法に基づく外出自粛要請や施設の使用停止を要請・指示できるようになります。三重県においては、どのような措置を講じるのか、20日にも取りまとめる予定とお聞きしておりますが、津市におきましても、知事からの要請があり次第、施設の使用停止等について対応するとともに、県民への呼びかけについても、市民への周知という形で最大限協力してまいります。

 なお、津市の施設につきましては、既に、感染拡大防止のため、利用停止や利用の自粛要請などの措置を講じている施設があります。

 スポーツ施設では、4月15日から津市産業・スポーツセンター(サオリーナ、三重武道館、メッセウイング・みえ)。17日から総合支所管内の運動施設内トレーニングルーム・卓球室。集会施設では、17日から津市市民活動センターの会議室や市民オープンステージ、会館や市民センターのカラオケや卓球のご利用。子育て関連施設では、5日からげいのうわんぱーく交流プラザ。15日から児童館、市外からのお客様が多い観光施設では、18日から各キャンプ場や錫杖湖水荘の利用を休止しました。

 さらに、温浴施設である榊原自然の森温泉保養館「湯の瀬」、安濃交流会館「あのう温泉」、とことめの里一志、下之川住民交流センターについて、4月21日から利用の休止を決定いたしました。

 今後は、特別措置法に基づき知事が多数の方が利用する施設の使用停止や指示を行う場合には、津市の施設の一時利用制限などについて早急に決定してまいります。

 国の緊急事態宣言を受けて、新型コロナウイルス感染症の全国的かつ急速なまん延を阻止しなければならない状況です。市民生活を支える施設は引き続き運営してまいりますが、感染拡大に繋がる人の動きを抑制するため、施設の一時的な利用停止などについて、市民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

津市長 前葉 泰幸

市長の部屋

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