5月1日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(6)連休の外出自粛

登録日:2020年5月1日

 

 4月30日、国において、国民1人当たり10万円の特別定額給付金などを盛り込んだ25兆6,914億円の補正予算が成立いたしました。

 市は、特別定額給付金の給付事務の実務を担うこととなっていることから、大変異例なことではありますが、国の補正予算が成立した翌日、5月1日に津市議会臨時会を招集し、286億7,480万円の一般会計補正予算案を可決していただきました。

 このうち279億6,500万円が、市民の皆さんにお届けする1人当たり10万円の特別定額給付金に関する予算です。

 津市では、4月22日付けで、「新型コロナウイルス感染症特別定額給付金等推進室」を創設し、いち早く市民の皆さまに給付金をお届けできるよう、部長級職員を筆頭に12名の体制で準備を進めています。住民基本台帳のデータから手続書類に名前などを打ち出すプログラムを作り、現在、申請書や記入例、送付用封筒などの印刷に取り掛かっています。これらの書類は、5月11日から順次、皆さまのもとへ発送する予定としていて、お手元に届きましたら、口座番号をご記入の上ご返信いただくか、マイナンバーカードをお持ちの方は、郵送に代わり、マイナポータル上の申請画面から電子申請をしていただくことになります。振込開始は三重県下で最も早い5月13日を目指して、鋭意作業を進めてまいります。

 子育て世帯への生活支援としては、3億3,480万円を計上いたしました。令和2年3月31日までに生まれ、3月分または4月分の児童手当の対象となる児童約32,000人に、1人当たり1万円をお届けいたします。

 ご案内を5月14日にお送りいたしますが、こちらは特別定額給付金と異なり、改めてご申請いただく必要はありません。6月15日に、児童手当でご登録の銀行口座などに振り込む予定です。

 事業者の皆さんには三重県と連携してお渡しする協力金があります。この協力金に3億7,500万円を計上いたしました。三重県の緊急事態措置による休業要請や休業依頼に全面協力いただける事業者の皆さんに、三重県と津市がそれぞれ25万円を負担し、計50万円の協力金をお届けするもので、津市内で1,500件の申請を見込んでいます。

 既に申請いただく手続きは開始されています。申請書類につきましては、三重県のホームページなどで入手いただけます。

 申請書に、休業または営業時間の短縮が証明できる書類などを添えていただき、郵送で三重県庁あてにお送りください。

 また、国の補正予算成立を受け、5月1日、「三重県新型コロナウイルス感染症対応資金」という新たな事業者向け融資制度が創設されました。信用保証料ゼロ、当初3年間無利子となる資金が、民間金融機関から貸付けられます。

 この融資をご利用になるためには、市の認定を受けた上で、信用保証協会の審査を受けていただく必要があることから、事業者の皆さまがゴールデンウィーク期間中においてもこの認定を受けることができるよう、5月2日から6日までの午前10時から午後4時までの間、津リージョンプラザ1階ロビーに特設窓口を開設し、専門の職員が対応することといたしました。

 

  5月1日現在、公共施設851施設のうち507施設を、緊急事態宣言の期間である5月6日まで使用休止、または一部使用休止としているところですが、三重県における感染状況や緊急事態宣言が延長されるかどうかの判断がゴールデンウィーク期間中になされる見通しであることを踏まえ、特段の事情がない限り、公共施設の休止期間を5月31日まで延長することといたしました。ただし、緊急事態宣言が解除された場合には、各施設の事情を勘案の上、個別に休止解除の是非を判断することといたします。

 4月20日に発出した三重県緊急事態措置を受け、市民の皆さまには、生活の維持に必要な場合を除き、外出の自粛にご協力をいただいているところです。一方で、県外や市外から、観光などを目的にお越しいただく方がいることをご心配なさる声も多くお聞きしております。津市においては、キャンプ場などの広域的な集客が見込まれる施設については、三重県緊急事態措置が発出される前の4月15日に閉鎖いたしました。

 例年ゴールデンウィーク期間中に潮干狩りを楽しむ観光客でにぎわう御殿場海岸や香良洲海水浴場においても、地域の皆さまからご不安の声があがっていました。4月22日に海の家が営業の自粛をご決断されたのを受け、津市は2カ所の観光駐車場を閉鎖いたしました。25日には、路上駐車の防止に向けて、御殿場に交通誘導のため、11名の交通誘導員を配置しましたが、25日(土曜日)26日(日曜日)には県外からの潮干狩り客が少なからずおられました。そこで、より強い措置を講じることとし、まずは、4月28日の臨時記者会見で、県境を越えての訪問自粛や迷惑駐車をやめるよう呼びかけました。海岸堤防を管理する三重県に対して通行規制を要請したところ、県営住宅結城団地から御殿場海岸広場の区間およびマリーナ河芸北側約500メートルの区間において、28日午後から車両の通行を規制していただくこととなり、5月2日から始まる5連休には、津警察署や津南警察署にもパトロールによる巡回の強化を要請し、津市は11名の交通誘導員とともに、路上駐車の防止の徹底を図ります。

 

  5月2日から5連休となる今年のゴールデンウィーク、例年のようにお出かけを楽しんでいただくことはできません。今は我慢のとき、力を合わせてこの難局を一緒に乗り越えましょう。

 

津市長 前葉 泰幸

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