津駅周辺のビルや駅前広場の姿が今の形になって約半世紀。車両の出入りや歩行者の回遊など、駅周辺の道路空間の利用状況が変化してきています。
このような道路空間を取り巻く環境の変化に伴う課題に対応するため、令和2年5月20日に成立した改正道路法において、地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築や、民間と連携した新たな交通結節点づくりの推進に向け、新しい条項が整備されました。
こうした動きを踏まえ、津駅周辺がみえ県都の顔となり、地域の活力を引き出し、災害にも強い空間へと再生するため、津駅周辺の活性化や防災等さまざまな視点から、津駅周辺の道路空間について検討を進めています。
津駅周辺の道路空間について、民間と連携した新たな交通結節点づくりの推進、地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築等に向けた検討を行うため、令和2年7月31日に三重県および津市が「津駅周辺道路空間検討会」を設置しました。
構成メンバー:三重県県土整備部長、津市都市計画部長
オブザーバー:国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所長
第1回検討会(令和2年7月31日) 検討会の設立、道路法の改正、全国の状況 等
第2回検討会(令和2年10月30日) 経済界等からのヒアリング
第3回検討会(令和2年11月19日) 交通事業者等からのヒアリング
第4回検討会(令和3年2月24日) 基本的な方向性(案)とりまとめ
県民からの意見募集(令和3年2月26日~3月11日)
「津駅周辺空間の基本的な方向性」策定(令和3年3月29日)
津駅周辺において 、地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築や民間と連携した新たな交通結節点づくりを推進するため、 三重県と津市および関係団体と連携して、駅周辺の活性化や防災等さまざまな視点から、駅周辺の道路空間の活用に関する方向性をとりまとめました。
「津駅周辺空間の基本的な方向性」を踏まえて、津駅周辺について、さらなる利便性向上や賑わい創出により地域の活力を引き出し、災害にも強い空間へと再生するため、将来的な津駅周辺空間の利活用や施設配置等に関する提案を三重県が募集しました。
歩行者の賑わいや滞留機能の強化を検討するため、津駅東口の県道津停車場線において、歩道空間の拡張をイメージして、現状6車線の車道を4車線に減少させる社会実験を実施しました。社会実験では、車線減少による交通への影響の検証や歩道空間の利活用についてのアイデアを三重県が募集しました。
令和3年3月に三重県と津市及び関係団体と連携してとりまとめた「津駅周辺空間の基本的な方向性」を踏まえ、有識者、交通関係者、経済関係者および行政等が、さまざまな立場や観点から幅広く意見交換等を行い、津駅周辺道路空間の整備方針の策定に向け、計画の具現化を図ることを目的として、「津駅周辺道路空間検討委員会」を設置しました。
「津駅周辺道路空間検討委員会」では、国・県・市が連携して、津駅周辺道路空間の整備方針の策定に向けた検討を行いました。
津駅周辺道路空間検討委員会の詳細は、国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所サイト(外部リンク)をご覧ください。
令和3年度の津駅周辺道路空間検討委員会の意見等を踏まえ、国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所、三重県及び本市は津駅周辺道路空間の整備方針を取りまとめました。
令和4年3月に津駅周辺道路空間検討委員会でとりまとめた「津駅周辺道路空間の整備方針」の具体化に向け、将来を見据えた専門的な知見や地元意見等、幅広く意見聴取を行うことを目的として、令和4年7月に新たに「津駅周辺道路空間再編検討委員会」を設置し、国・県・市が連携して検討を行います。
津駅周辺道路空間再編検討委員会の詳細は、国土交通省中部地方整備局 三重河川国道事務所サイト(外部リンク)をご覧ください