7月2日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(12)プレミアム付商品券19億6千万円発行へ

登録日:2020年7月2日

 

 

 新型コロナウイルス感染症に対応するための津市独自の支援策第3弾の事業費23億2,880万円を含む24億2,274万円の一般会計補正予算第5号が、本日、議会で可決されました。

 津市独自の支援策としては、まず第1弾が、給食費の3カ月無償化または子育て世帯家計支援金の支給、売上げが減少している事業者への事業継続支援金の交付、水道基本料金の2カ月無料化で、13億456万円の補正予算第3号が5月20日の臨時議会で議決され、6月から事業を進めています。

 独自支援策第2弾は、すべての小中学生への1人1台パソコンの配備、地域医療機関への特別負担金の交付、避難所や学校などの感染防止対策、事業者の商品販売所「津がんばるマルシェ」の開設などで、その事業費13億3,943万円を含む15億8,506万円の補正予算第4号を6月8日に提案し、本日、可決されました。

 そしてさらに、独自支援策第3弾として、「地域経済の景気刺激対策」、「学びの環境づくり」、「新しい生活様式における活動再開・継続支援」、「生活困窮子育て世帯への家計支援」の四つの施策を実施いたします。

 まず1点目、「地域経済の景気刺激対策」には、20億2,450万円を計上いたしました。

 感染拡大の第2波、第3波への不安感、先行きの不透明感を抱え、手探りの状態ながらも、地域活動が再開し、経済が元に戻りつつある今、地域経済と市民生活が受けた大きな打撃を一気に払拭していくため、思い切った対策を講じることといたしました。

 市内店舗と市民生活を応援し、力強い消費喚起と地域経済の起爆剤とするため、市内の飲食店、小売店、宿泊施設等で使用していただけるプレミアム付商品券を28万冊発行いたします。

 1冊7枚綴り7,000円分の商品券を5,000円でご購入いただけます。プレミアム率は40パーセント、発行総額は19億6,000万円で、これは県下最大規模となります。28万冊を発行いたしますので、少なくとも市民おひとり1冊はご購入いただけることとなります。

 2点目、「学びの環境づくり」には、3,133万円を計上いたしました。

 足かけ3カ月にわたり休校となった小中学校・義務教育学校や幼稚園、三重短期大学においては、その学習補充のため、夏休み期間中に授業が行われます。

 そこで、夏休み期間中にエアコンを稼働するための追加的な 電気代、ガス代を予算計上しました。新しい生活様式を踏まえ、各教室において、十分な換気を行いながら空調設備を使用します。

 また、児童の登下校時における熱中症も心配されることから、片道3キロメートル以上の徒歩通学児童のために臨時スクールバスを8台運行いたします。

 3点目、「新しい生活様式における活動再開・継続支援」には、1,402万円を計上いたしました。

 高齢者が集う401カ所の「ふれあい・いきいきサロン」が、レクリエーションや体操、地域の交流の場として、また、四つの「地域ささえあい通所支援事業」が、介護予防、フレイル予防や閉じこもり防止を目的にそれぞれ実施されています。また、四つの「放課後子供教室」では、放課後の児童が体験学習や地域での交流活動を行っています。

 しばらく休止となっていた三つの事業の再開後も、高齢者の皆さんや子どもたちに安心して通っていただくため、マスクや消毒液などの感染防止用品をお届けし、活動を支援してまいります。

 また、津市スポーツ施設の指定管理者については、感染拡大防止のため施設を休止したことにより、特に大きな影響を受けていることから、新しい生活様式のもとで継続して事業を行っていただけるよう、事業継続支援金を交付し、支援をします。

 4点目、「生活困窮子育て世帯への家計支援」には、2億5,895万円を計上いたしました。

 小中学生のお子さんがおみえになり、市民税非課税世帯などのご家庭には、就学援助として、普段から給食費の実費分を支給していますが、4月と5月の臨時休業や短縮授業期間中は給食がなかったことから、ご自宅で過ごされた期間の昼食費を支援するため、給食を実施できなかった29日間分の給食費相当額を追加でお渡しいたします。

 また、子育てと仕事をおひとりで担う低所得のひとり親世帯など、特に大きな困難を抱えている子育て世帯を支援するため、児童 扶養手当を受給する世帯などに、一世帯当たり5万円及び第2子以降1人につき3万円、さらに、収入が大きく減少した世帯に、一世帯当たり5万円を追加する「ひとり親世帯臨時特別給付金」をお届けいたします。

 以上の四つの事業費の総額は、23億2,880万円に上ります。その財源といたしましては、プレミアム付商品券の売上金14億円を除くと、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6億8,812万円、国からの補助金2億4,068万円を充てます。

 これまでに予算計上した津市の新型コロナウイルス感染症対策事業費は併せて337億881万円となります。

 「津市プレミアム付商品券」19億6千万円の発行により、 新型コロナウイルス感染症がもたらした地域経済への打撃から立ち直るため、景気を刺激するとともに、家計への支援ともなるよう、津市独自支援策第3弾を力強く展開してまいります。

 

津市長 前葉 泰幸

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