8月4日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(14)大学生9名が感染

登録日:2020年8月4日

 

 

 8月2日に公表された県内延べ122例目の新型コロナウイルス感染者である10代の三重大学生の男性については、昨日発出した市長メッセージにおいて、接触者が非常に多く、広範囲にわたっていることから、感染の拡大が懸念されるとお話しいたしましたが、その懸念が1日にして現実のものとなってしまいました。8月3日夕方、その濃厚接触者および接触者として特定されていた友人9人全員の陽性が公表されました。

 友人9人はいずれも三重大学の学生で、10代の女性2名、 20代の男性6名と女性1名です。

 三重県は、三重大学の学生グループでクラスターが発生したとして、津保健所に対策本部を設置するとともに、国にクラスター対策班の派遣を要請しました。

 10名の大学生の行動歴を見ますと、4連休中に友人同士で県外を訪問しているほか、複数人で友人宅を訪問したり、ゴルフや飲食を行ったりしたようです。また、発熱や咳などの症状があるにもかかわらず、他人と接触しているケースも見受けられます。これらのことから、軽症や無症状の若者が知らず知らずのうちに感染を広げてしまっている実態がうかがえます。

 三重大学においては、4月以降、原則としてすべての授業をオンラインで実施するなど対策を講じておられますが、キャンパス外での行動も含め、学生による人と人との接触によりこのような感染が発生しました。

 大学生をはじめ、若い世代の皆さんは、大切なご家族や友人に知らないうちに感染を広げてしまわないよう、繁華街など感染者が急増しているエリアへの移動は避けてください。また、飲食時などにおいて、近い距離での長時間の会話は行わないなど、感染防止対策の徹底をお願いします。慎重な行動を強く求めます。

 三重県内における急速な感染拡大を受け、8月3日に三重県知事が「緊急警戒宣言」を発出しました。8月3日から16日までの期間において、徹底的に感染拡大防止策を講ずるとしています。

 その中で、特に、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項の規定に基づく協力要請として、三重県知事は、

  1. 繁華街など感染者が急増しているエリアにおける、「3つの『密』」となる環境が非常に多く、感染防止対策が不十分な飲食店、クラブ、カラオケなどの利用自粛や県外のそうしたエリアとの不要不急の往来の自粛、
     
  2. 感染者が急増している地域にお勤めの方の勤務後の繁華街訪問の自粛、
     
  3. 全国でこれまでクラスターが発生しているような施設における各ガイドラインに基づいた感染防止対策の徹底、
     
  4. 大学など高等教育機関における感染防止対策の徹底や学生への注意喚起

の4点を要請しました。

 市民の皆さんにおかれましては、知事の要請も踏まえ、これ以上の感染拡大を食い止めるため、今一度、慎重な行動と感染防止対策の徹底にご協力をお願いいたします。

 

津市長 前葉 泰幸

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