9月4日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(21)地域外来・検査センターの設置

登録日:2020年9月4日

 

    

 

 津地区医師会、久居一志地区医師会、津市の相互協力のもと、8月25日に津市内2カ所の地域外来・検査センター、いわゆるPCRセンターが開設されました。

 新型コロナウイルス感染症の疑いがある方は、三重県津保健所へ連絡し、帰国者・接触者外来でPCR検査を受けていただいています。例えば発熱症状があり、新型コロナウイルス感染症の流行が確認されている地域への訪問歴がある場合や、発熱や咳、息苦しさがあり、入院を要する肺炎が疑われる場合、発熱がある基礎疾患をお持ちの高齢者、妊婦の方などです。

 この帰国者・接触者外来でのPCR検査は、特に感染が疑われる症状が出ている場合に行われる検査であり、新型コロナウイルス感染症のまん延防止に加えて、本人に対する感染症の治療につなげるために行われるもので、検査費用を全て国が負担します。

 したがって、帰国者・接触者外来に相談しても、検査の目安とされる症状でないと判断され、PCR検査の対象外と認定されるケースもあります。その場合においても、市民の皆さんにとっては、発熱や倦怠感、風邪のような症状が長引くなど、新型コロナウイルスに感染しているのではないか、家族や職場の同僚に感染させてしまうのではないかと不安に思われる場合もあるでしょう。PCR検査を受け、感染の有無をはっきりさせて安心して暮らしたいという声もありました。

 そこで、このたび、PCR検査を受けることができる津保健所の帰国者・接触者外来に次ぐ第2の道ができました。

 津地区医師会、久居一志地区医師会、市内の医療機関の強力なお力添えにより、市民自らが、かかりつけ医に相談をされ、その医師が患者の診療のために必要と判断する場合に、PCR検査を受けられる地域外来・検査センターが三重県からの委託を受け設置されることとなりました。

 市民の皆さんの不安な気持ちにお応えするとともに、検査数を増やすことにより、結果として地域の医療機関の負担軽減に資することを目的とするものです。

 検査を受けていただく流れとしましては、まず、津地区医師会、久居一志地区医師会に登録のある医療機関で相談・受診をしていただき、医師が当センターでのPCR検査が必要と診断した場合、医療機関から検査の予約が行われます。患者の方は、予約された日時に、指定の地域外来・検査センターまで自家用車でお越しいただき、建物内に入ることなく、ドライブスルー方式で車の窓越しに検体の採取を受けていただきます。

 地域外来・検査センターでは、1週間に計3回、各回最大10名の検査が可能です。

 その後、民間検査機関において陽性・陰性の判定がなされ、概ね2~3日で検査結果が医療機関を通じて患者の方に通知されます。もしも陽性であった場合は、津保健所から入院などについて指示があります。

 地域外来・検査センターの場所は、国の方針に基づき非公表とされていますが、検査を受けられる患者の方には紹介医療機関から具体的に案内されます。検査費用は、保険診療となることから自己負担が発生しますが、そのうち検査料は公費で負担するため、例えば自己負担3割の方は、1,800円程度をお支払いいただくことになります。

 津地区医師会、久居一志地区医師会、市内医療機関が積極的に取り組んでいただいていることに敬意を表するとともに、今後も津市としてできる支援をしっかり行い、円滑に運営できるよう協力してまいります。

 

津市長 前葉 泰幸

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