12月11日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(26)市内でクラスター2件発生

登録日:2020年12月11日

 

 

   

  12月に入ってからすでに県内で4件のクラスターが発生していて、そのうちの2件は津市内で発生した事例です。

 12月4日に発表された16事例目のクラスターは、三重県庁内で発生したもので、現在までに執務室の職員9名とその家族・親族8名の感染が確認されています。濃厚接触者・接触者の検査はすでに完了していて、感染者の回復や健康観察を待ち、新たな感染者が出なければ収束を迎えます。

 12月10日に発表された19事例目のクラスターは、東橋内中学校で発生したものです。経緯を申し上げますと、12月7日に教員1名が体調不良のため検査を受け、感染が判明しました。接触者調査により生徒24名と教職員8名が特定され、このうち生徒3名の感染が確認されました。この3名の生徒の接触者調査の結果、9名の生徒と1名の教職員が検査を受け、9日に生徒1名の感染が判明しました。さらに、この生徒の濃厚接触者・接触者10名の検査の結果、11日、生徒1名の陽性が発表されました。

 東橋内中学校は、8日から当面の間、全学年を臨時休業していましたが、11日、消毒を実施の上、来週14日(月曜日)に再開します。臨時休業期間中や出席停止期間中の生徒については、プリントやオンラインを活用し、学習を保障してまいります。

 県内では、この他2件のクラスターが発生しました。17事例目が伊賀市の総合病院、18事例目が桑名市の高齢者向け住宅であり、官公庁、病院、高齢者向け住宅、学校と、さまざまな種類の場所で集団感染が起きています。市民の皆さま、感染予防に努めていただきますようお願いいたします。

 今週は、保育園に勤務する保育士の感染も明らかになりました。12月9日に発表された県内延べ973例目の方は、高田保育園に勤務する職員であることが、園から公表されました。迅速な情報開示に敬意を表します。高田保育園は、12月22日までの間、臨時休園となりましたが、ご家庭で保育が困難な方には保育が実施されています。

 三重県知事は12月4日に、県内にも第3波が到来していると注意喚起し、感染が拡大しているエリアへの不要不急の移動は避けてほしいとメッセージを出しました。具体的には、大阪府、札幌市、東京都、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県の一部、名古屋市中区の一部などです。ウイルスを持ち込まない、広げないために、市民の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

 

津市長 前葉 泰幸

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