4月2日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(30)新型コロナウイルスワクチン

登録日:2021年4月2日

 

 

   

 津市内における新型コロナウイルスの感染者数は、1月に過去最多の115名に上りましたが、2月に82名、3月に50名と、着実に減少しています。日ごろから市民の皆さまが感染拡大防止対策にお取り組みいただいている結果であり、心から感謝申し上げます。

 一方で、全国的には再び増加傾向も見られることから、第4波となることが懸念されています。津市においても、3月の前半の感染者数は19名だったものが、3月の後半は31名へと増加していて、改めて警戒が必要です。

 津市では令和2年度、新型コロナウイルス感染症対策に総額348億9,000万円を充て、感染防止対策や家計への支援、あるいは事業者への支援を切れ目なく実施してまいりました。

 今年度も引き続き、コロナ対策を最優先事項に位置づけ、まずは当初予算に17億3,000万円を計上し、今の市民生活や地域経済の状況に緊急に対応しなければならない対策、そして通年で取り組んでいこうとする対策の両方を盛り込みました。

 特に、新型コロナウイルスワクチン接種には、12億2,000万円を計上し、国から届くワクチンを市民の皆さまに混乱なく、迅速かつ着実に接種できるよう、新型コロナウイルスワクチン接種推進室を新設し、11名が専らこのワクチン接種業務のみに携わっています。

 ワクチン接種について、現在の状況をお知らせいたします。

 津市では、4月12日から65歳以上の高齢者の方を対象にワクチンの接種を開始いたします。本来であれば、約8万5,000人みえる昭和32年4月1日以前にお生まれの方々皆さんに、一斉に接種を開始したいところですが、国から4月中に供給されるワクチンはわずか974人分であり非常に限定的です。そこで、まずは医師・看護師が常駐し、接種後の健康観察ができる体制が整っている介護老人保健施設に入所されている方々を対象に接種を行います。

 介護老人保健施設に入所されている方以外の高齢者の方につきましては、5月中旬以降の接種開始を予定していて、4月2日から、新型コロナワクチン接種券を郵便でお届けいたします。封筒には、接種券、接種案内、ワクチン説明書、2回分の予診票、接種場所一覧が同封されていますので、接種日まで大切に保管していただきますようお願いいたします。

 接種の流れとしましては、まずは接種の予約を行っていただきます。ファイザー社のワクチンの場合、3週間の間隔をあけて2回の接種が必要ですので、2回分の予約をお願いいたします。

 予約は5月以降に開始する予定で、開始日が決まりましたら、津市ホームページや広報津、ケーブルテレビの津市行政情報番組、町内回覧などでお知らせいたします。

 接種場所は、集団接種会場と接種協力医療機関のいずれかをお選びいただけます。集団接種会場は、津センターパレス1階、イオンモール津南3階イオンホール、久居インターガーデン内の3か所で、電話かインターネットで予約できます。医療機関で接種される場合は、お送りした接種場所一覧の記載にある125の医療機関の中から、ご希望の病院やクリニックに直接お電話でご予約をお願いいたします。接種できる医療機関の数を地域別に申し上げますと、津地域で78カ所、久居地域で26カ所、河芸地域で6カ所、芸濃地域で1カ所、美里地域で1カ所、安濃地域で2カ所、香良洲地域で1カ所、一志地域で4カ所、白山地域で4カ所、美杉地域で2カ所です。このほか、地域の公共施設に巡回接種会場を設けることも予定しています。

 接種当日になりましたら、接種券とご記入いただいた予診票、本人確認書類、お持ちの方はお薬手帳を接種場所にご持参ください。

 以上が、高齢者の方々への接種についてであります。64歳以下の方々の接種スケジュールについては、今後のワクチン供給量に応じて決定してまいります。

 津市では、国からワクチンが届き次第、迅速に接種できるよう、次々と先手を打ち、接種会場に市民の皆さまを円滑にお迎えできる体制を整えています。ワクチンが来るまで、今しばらくお待ちください。


 

津市長 前葉 泰幸

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