8月13日発表 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ(41)若い方の感染が急増

登録日:2021年8月13日

 

  

 新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。

 全国の1日の感染者数は7月29日に初めて1万人を超え、8月5日には1万5,000人を突破しました。首都圏や関西圏をはじめ、多くの地域でこれまでに経験したことのないスピードで感染が進んでいます。

 国は、東京都と沖縄県を対象に発出していた緊急事態宣言について、8月2日から大阪府など4府県を追加するとともに、まん延防止等重点措置を京都府など5道府県に適用し、8日から愛知県や滋賀県など8県を追加しました。

 三重県においても、7月下旬から感染者数が急激に増加し、8月4日には過去最多となる74人の感染が確認されました。11日には初めて100人を超え、12日は131人とさらに過去最多を更新しました。

 三重県知事は8月6日に三重県新型コロナウイルス「緊急警戒宣言」を再び発出し、県境を越える往来や大人数・長時間の飲食を避けるよう県民に向けてお願いしましたが、新規感染者数や病床占有率の増加傾向が続いていることから、12日に「緊急警戒宣言」を強化しました。

 これまでの対策に加え、県内全域の飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請するなど厳しい内容としていて、まん延防止等重点措置の適用について、政府と協議を行っていくとのことです。

 市民の皆さまには、三重県の「緊急警戒宣言」に示された感染防止対策の徹底をお願いいたします。

  津市での感染者数も、6月は1カ月間で37人でしたが、7月は132人に急増し、さらに8月は1日から12日までの12日間ですでに169人に上りました。クラスターも7月末から8月にかけて4件立て続けに発生するなど、過去にない危機的状況です。

 感染者を年代別に見ますと、60代以上の割合が減少する一方、30代が4分の1近くを占めていて、若い方の感染が増えています。19歳以下の感染者は12日間で42人、夏休み中の行事や家庭内で子どもたちへの感染も広がっています。

 改めて、感染防止対策の徹底をお願いするとともに、若い方もワクチン接種を積極的にご活用ください。厚生労働省によりますと、津市の住民接種で使用しているファイザー社製のワクチンは、海外の臨床試験で約95パーセントの発症予防効果が確認されています。

 ワクチンの副反応について心配される方もいらっしゃると思います。インターネットなどでは、ワクチンに関する科学的根拠に基づかない情報も多数見受けられます。厚生労働省のホームページにはワクチンの仕組みや効果、安全性や副反応について詳しく掲載されていますので、正しい情報に基づいたご判断をお願いいたします。

 また、三重県では副反応専用の電話相談窓口を開設し、24時間受け付けています。電話番号は059-224-3326で、副反応について直接ご相談いただけます。

 津市では現在、30歳以上の方の新型コロナワクチン接種の予約を受け付けています。医療機関での個別接種では、12日時点で113の病院やクリニックでの予約が可能となっていて、8月中に接種できる施設が62ございます。集団接種は10月下旬まで予約が埋まってしまっていて、病院やクリニックでの接種をお勧めしています。29歳以下の方の予約の開始日は来週20日に発表いたしますので、今しばらくお待ち願います。

 感染力が強いといわれるデルタ株への置き換わりが進んでいることも感染急拡大の原因とされていて、これまで以上に注意が必要です。お盆の時期となりますが、県外への帰省や密となる場所への移動を避けるなど、慎重な行動と感染防止対策の徹底をお願いいたします。 

 

津市長 前葉 泰幸

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